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スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

2023年3月24日(金)〜26日(日)に開催された、年に一度のバイクの祭典「東京モーターサイクルショー2023」の取材レポート、第3弾はスズキです!

※ホンダ、ヤマハ各ブースのレポートは最下部のリンクよりご覧ください。

スズキの出展テーマは「踏み出そう ~鼓動たかめて~」です。新しい世界へ踏み出すことによる「ワクワク感」をイメージしたそうですが、どんな出展内容だったのでしょうか?

 

新開発エンジンによる鼓動の高まりを感じる!

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

スズキブースでお出迎えしてくれたのは「KATANA」。1981年から2000年まで製造していた「GSX1100S KATANA」と1982年に国内発売された「GSX750S」が自動車殿堂「歴史遺産車」に認定されたことを受けて、パネルとともに現行「KATANA」が展示されていました。

「KATANA」を大切に研ぎ続けるスズキの姿勢が評価されたのは嬉しいことです。おめでとうございます!そして新世代「KATANA」もとにかくカッコいいです。

 

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

国内初公開となったのは、昨秋に開催されたEICMA 2022(ミラノショー2022)で世界初公開され、国内発売が発表されたばかりのストリートモデル「GSX-8S」です。

新開発された軽量コンパクトな水冷並列2気筒エンジンを搭載。SDMS(スズキドライブモードセレクター)や3段階から選択可能なトラクションコントロール、双方向クイックシフトシステムといった先進技術を投入して、多様な走行シーンやライダーのスキルに優しく対応してくれそう。独自性溢れるスタイリングもスズキファンのみならず全ライダーに刺さりそうです。

【スズキファン朗報】世界初公開された新型ネイキッドモデル「GSX-8S」は新設計エンジンが採用!

「GSX-8S」はEICMAで発表された際に詳しく紹介していますので、そちらをどうぞ!

 

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

同じく日本での発売が発表された「Vストローム800DE」も展示されていました。

【約168万円】新設計エンジンを搭載したスズキ「V-Strom 800DE」は最強のアドベンチャーモデル!

車両の詳細は過去記事をご参照いただくとして、この「GSX-8S」と「Vストローム800DE」という全く異なるキャラクターの両車が搭載するのは同じエンジンです。

 

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

このご時世に新開発エンジンを投入してくれたことを嬉しく思います。この新エンジンには構造上大きな特徴があると聞いていたのですが、イマイチ理解できていませんでした。

 

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

それを分かりやすく説明するパネルが展示されていました。低振動&コンパクトサイズを実現してくれるスズキクロスバランサーです。クランク軸に対して90度に1次バランサーを2軸配置しているそうです。この仕組み、文字だけ読んでも構造を理解できていなかった筆者ですが、こうして写真で見せて貰えると良く理解できました。

技術解説の展示が少なくなった近年の展示会にあって、このパネル展示は際立っていました。新開発エンジンによる鼓動の高まり、確かに感じました!

 

激アツだったのはVストロームシリーズ!

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

やや奥まった一角に一大勢力を築いていたのは「Vストローム」シリーズ。上掲「Vストローム800DE」と、国内販売が開始されたばかりの「Vストローム1050」&「Vストローム1050DE」の3台かなと思っていましたが、かなり車体が小さいのです。

 

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

ほぼ「Vストローム250」と同サイズなのですがタイヤ&ホイールサイズが違います。参考出品されていた「VストロームSX」という謎モデルです。

 

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

気になったのでスズキの方にお話しを伺いました。解説してくださったのは広報営業企画部広報課課長の木下博之さん。

展示会でお披露目するのは初めてですが、Vストロームミーティングというイベントではお出ししたことがある、インドで生まれた「VストロームSX」というモデルなんですよ。エンジンご覧になりましたか?

 

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

なんと!「ジクサー250」と同じ油冷エンジンを搭載しているのでした。これは魅力的!

油冷エンジンを活かしてオフロードも走れるモデルを作りたいと、インドで企画されたモデルなんですよ。だから日本で発売されている「Vストローム250」は前後17インチホイールですが、「VストロームSX」は前が19インチ、タイヤもブロックパターンが採用されています。

 

スズキは国内初公開の「GSX750S」やVストロームシリーズが見どころ!【東京モーターサイクルショー2023】

スズキのインド版ウェブサイトを覗いてみると、ご覧のようにオフロードに寄せた画像が多数掲載されていました。オフロード走破性なかなか高そうです。スタイリングは「Vストローム」シリーズに則っていてカッコいいですね!

帰宅してスペックを調べてみたところ、装備重量は「Vストローム250」の191kgに対して「VストロームSX」は167kgと遥かに軽量。これはシンプル設計の油冷エンジンの成せる業でしょう。最高出力も油冷の方が幾分高いことも分かりました。

オンロードに寄せたアドベンチャースポーツの「Vストローム250」と、オフロード走破性を高めた「VストロームSX」なら共存もできるはず。国内販売に期待したい油冷Vストロームに鼓動が高まりました!

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Writer: Reggy

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