ひそかに広がるゴール型イベント、最高の眺めでトぼうぜ!

近年、ユーザーの間に、ゴールが設定されたイベントがじわじわと来ているのをご存知でしょうか?
無論、パリ・ダカールラリーやサファリラリーなど、メーカーのワークスが入るものも昔からありますが、今回のお話はユーザー参加型のイベントです。

 

決してスピードを競うものではない事が大事

代表格は通称「SSTR」(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)で、世界的なオートバイ冒険家・風間深志氏が発案した、オートバイによる独創的なツーリングイベント

基本ルールはシンプル、日の出とともに自身で定めた日本列島の東海岸からスタートし、日没までに日本海の千里浜にゴールするという単純明快なもの。

そこには完走という喜びだけでなく、まるで運命を感じるような想定外・想定以上のハプニングが起こる楽しみがあり、リピートするライダーも数多いのです。

事前に事務局から送られるステッカーを指定の場所に貼っておくと、途中のサービスエリアや休憩場所で会話が始まります。ステッカーで目指す目的地が一緒だと話やすいせいでしょうか。

 

親子やカップル、または二人乗りでも参加できるのがまた良い所。自身も長距離初めての長男と太平洋から北上している途中、休憩所で何と自分の古いバイクの鍵が回らなくなり、子供の前で恥かきたくないオヤジは、恥を忍んでコロッケ売り場のお姉さんに頼んでサラダ油を拝借、キーシリンダーに垂らして何とか鍵が回り事無きを得た、なんて思い出も。

そして千里浜に入り左手に海の砂海岸を走り、時間内であれさえすれば、ゴール地点では両側に先に着いたライダーたちが拍手をもって待ち受けてくれます。オートバイに乗っていて、地元の方も含めて歓迎ムードの拍手喝采で受け入れられるというシーンは普段体験できないので、思わず感動してしまいます!

 

それ以外にも、各地で食した美味しいものや、一般道路で突如目の前に現れたサル、或いはマシントラブルも乗り切って何とかたどり着いた日本海の夕日……もう、最高の体験でした。

 

汗かいた後のビールは格別!と、同じ!!

そうは言っても何百キロ走るというのも、、と言う人におすすめなのが、コマ図ラリー。

 

ハンドルに、手造りの人はタッパか何かに紙に書かれた簡略マップを準備、途中くるくると回しながら間違えないようにコースを走り制限時間内にゴール。

前夜はキャンプできるイベントもあり、走る前からみんな仲良しになってしまうのです。

 

「対極」は40年以上続くイーハトーブトライアル

何と!写真のせいかもですが、地平線が丸く見えるほどの眺め!

「対極」は昨年の第44回こそ中止になったものの、40年以上も全国から多くのライダーが集まり、岩手の山々の抜けながら、設定されたセクションを通りながらゴールします。2019年に開催された第43回では、10代から70代までの約400名が参加するとても大規模なイベントです。

 

トライアルバイクと言う特殊なバイクなので、皆さん四輪に積んでの参加が多いです。少しハードルが高いかもしれませんね。でもご安心を、近年ヤマハ・セローのようなオフロードバイクでも参加できるクラスが出来て年々、参加ライダーの幅が広がりつつあります。

岩手の自然の中でコース脇から地元の方が手を振ってくれたり、休憩地点ではヨーグルトやフルーツを振舞ってくれて、汗まみれの顔にも自然と笑顔がこぼれます。

 

「バイク ラリー イベント」で検索するといくつかイベントが出てきますね。

数年前は聞かなかったような名前のイベントや……おっと、北海道、九州と言った各地開催のイベントも見えてきました。少し「ツールド・〇〇」という自転車イベントに似ていますね。

 

自然の中で汗をかいて、その後は仲間とバイクやハプニングを思い出し、高らかに笑いながらおしゃべり。無論、初めての方でも参加できるようなイベントもあります。今時らしく、SNSで初対面の方を募って仲間を増やすのも楽しいはずです。

そして、コロナや地震などなど……これからはサバイバル時代ともいわれています。今年は皆さんも一度サバイバルなイベントにチャレンジしてみませんか?

SSTR

公式サイト

出光イーハトーブトライアル大会

公式サイト

末広 大吉

末広 大吉

公私共々生涯チャレンジャー。職歴は二輪実験、商品企画、マーケティング。ツーリングは欧州2周、アメリカ横断。現在はシーカヤックと木の伐採に挑戦中。