ベスパより軽いスクランブラー!? ドゥカティベースの「UMC-038」が前代未聞すぎる

トレリスフレームでお馴染みのバイクといえばイタ車の代表格であるドゥカティ、そんなドゥカティの2015年式スクランブラーをベースに超個性的なカスタムバイクを、UMC(Untitled Motorcycles)が生み出しました。UMC-038 DUTCH HYPER SCRAMBLERと呼ばれ、独特なデザインと軽量性に優れたこのカスタムバイクをチェックします。

 

ドゥカティをイメージさせるカラーリング

こちらがUMC-012 DUTCH HYPER SCRAMBLERの外観です。オレンジ、ブラックという幾分かドゥカティらしいカラーリングと、工業製品らしさを放つシルバーカラーが随所に見られるデザインで、市販車バイクにはない存在感・高級感を漂わせています。

 

UMC SFのオーナーであるHugo Eccles氏曰く、メーカーが妥協したところをグレードアップさせる、これがこのカスタムバイクの大きな目標となったのです。メーカーが予算の関係上などで手をつけなかったところにアフターマーケットの業界人が手を加える、まさにカスタムバイクの正しい(本来の)あり方と言えるのではないでしょうか。

 

シート・タンク・ヘッドライトが織りなす1つのテーパーライン

UMC-012 DUTCH HYPER SCRAMBLERを真正面から目にすると気がつくのですが、ヘッドライトが縦長長方形のような形をしています。ヘッドライトがオフセットされたカスタムバイクや、ヘッドライトがそもそもないカスタムバイクなど、多種多様なバイクをこれまで目にしてきましたが、縦長ヘッドライトのバイクを目にしたのは生まれて初めてです。この理由は、次の写真を見るとわかります。

 

 

このように、シート・タンク・ヘッドライトを通じてテーパーのラインが構成されているのです。ドゥカティのトレリスフレームがお気に入りのHugo Eccles氏、フレームとシートおよびタンクが絶妙に調和しています。このように見てみると、トレイルバイクのようなデザインに見えるのも興味深いです。そしてテーパーデザインは、このカスタムバイクの方向性を決める主要要素にもなっています。

 

そしてタンクにはドゥカティのマークと”UMC-038 DUCATI SCRAMBLER”というUMCが38番目に作り上げたカスタムバイクであることを証明する文字も載せられているのです。

タンクのブラックとシルバーカラー、そしてその間の細いオレンジライン、絶妙な色具合となっています。

 

ベスパよりも軽い800ccバイクというギャップ

そしてもうひとつ抑えておきたいこのカスタムバイクの特徴は、車両重量がベスパよりも軽いということです。外装部品やその他構成部品をいろいろと取り外したことが、この軽量化に貢献しています。確かに写真を見ただけでも各所にクリアランスがあって部品が少ないという印象を感じます。

 

車両重量は325lbs(ポンド)、キログラム換算すると約147kgで、約38kgの軽量化に成功しました。エンジンのECU書き換えなど各種チューニングも施されているので、軽量感と圧倒的な加速感で運転が楽しくなること間違いなしです。

合わせてエンジンを見てみると、むき出しになっている各種ベルト類やメッキの光るエンジン、そしてエンジンを保護するアンダーガードなど、メカニカル・ビューが豊かで機械好きにはたまらないデザインとなっています。こういう見せ方をするカスタムバイクは、良いです。

 

バイクの魅力が詰まったカスタムバイク

UMC-012 DUTCH HYPER SCRAMBLERは、観て楽しむ、乗って楽しむ、いじって楽しむ、そんなバイクとしての基本的な魅力が全て詰まった作品に仕上がってます。排気量800ccのエンジンを搭載していながら、純正車両重量から38kgも軽量化させてベスパよりも軽量になっているなど、どのような加速をするのか一度体感してみたいところです。

このような独自性・創造性豊かなバイクを生み出すカスタムバイクショップのUMC、今後も注目してきます。

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