2019年発売予定!モトグッツィ「V85 TT」はデイリーライドも可能なのだ!

ヨーロッパのみならずアメリカでも、大排気量・縦置きVツインエンジンが発揮するトルクフルなエンジンと、ゆったりとしたポジションを保てるジオメトリーから、ツアラーとして一定数のファンを持つのがモトグッツィ。1921年創業のイタリアの老舗メーカーであります。

そんなモトグッツィが昨秋開催のEICMA2018にて、2019年発売予定として「V85 TT」のプロダクションモデルを発表しましたので、ご紹介して行きます。

 

「V85」の世界初公開はEICMA2017!

クラシカルなオフローダー!モトグッツィ「V85」はミラノショー最大の”忘れ去れたナイスバイク”

さて、モトグッツィが「V85 TT」の源流となる「V85」を世界初公開したのはEICMA2017(ミラノショー2017)でのこと。当サイトでもキッチリ紹介しているのであります!偉いな、ワシ。

 

その時の様子がコチラ!巨大なラクダのオブジェなんかが置いてあったりして、かなり展示に力が入っていることが、お分かり頂けることと思います。

 

「V85」は今流行りのアドベンチャースポーツ・スタイルに仕上げられていますが、モトグッツィ本社は“Everyday  routes and long-distance routes”と述べていますから、実際にはデイリーユースも視野に入れた乗りやすいモデルであると思われました。

エンジンは本モデルから搭載される新世代空冷Vツイン。「V7」と「V9」の中間の新開発エンジンを搭載予定であり、最高出力は80HPを予定。ダブルディスクとされた前ブレーキのキャリパーとリアショックにはオーリンズ製品を奢っていました。

 

しかし、それよりなにより”クラシックビッグオフローダー”といった趣のエクステリアこそが魅力的に映りました。デュアルLEDヘッドライトとナックルガード、大き目のフロントスクリーン、それに厳ついガソリンタンクが気分を高めます。

がしかし……残念ながら当時の公式リリースでは市販化に関する言及はなく、海外情報サイトによりますと、このコンセプトモデルは2021年モデル以降の同社の技術的基礎となる、とのことでした。

 

EICMA2018で「V85 TT」に進化した!

【インターモト2018情報】モトグッツィ「V85 TT」はプロダクションモデルなの?

期待は大きかったものの市販時期が明言されていなかった「V85」ですが、なんとEICMA2018の開催前からチラホラとアップデートされた「V85 TT」として画像が出始め……そして実車が公開されたのであります。

 

リアショックがオーリンズではなくなっていたり、フロントフォークのアウターチューブがブラックでなくなっていたりと細部は異なりますが、なんだか市販バージョンにも見える出来栄えに進化していました。そして……

 

注目された新エンジンについては、EICMA2018で詳細が発表されました。90度縦置きVツインOHV2バルブという基本構成が不変のため脚光を浴びることはありませんでしたが、筆者的には軽く驚きました。ボア×ストローク=84 x 77 mmで総排気量853ccで最高出力80HP。なかなかパワフルですが、ここまでは既出情報の通り。最大トルクは80 Nm@5,000rpmであり、その90%を3,750rpmで発揮できるトルクフルなエンジンに仕上げてきました。そのうえで8,000rpmまでスムーズに回ると豪語しています。

先にも記しましたが、この新エンジンは「V85 TT」用ではなくて、モトグッツィの次世代エンジンとなるのですから、その力の入り様が分かるというものです。ところが……これ程に完成度が高まった「V85 TT」ですが、またしても公式には市販化時期が明言されなかったのです……

 

「V85 TT」は2019年モデルとして発売される!

ところが……モトグッツィのアメリカ版ウェブサイトでは、既に「V85 TT」の予約が始まっているのであります。その画像がコチラ!EICMA2018で公開されていたものと寸分の違いもないです。

 

カッチョイイのギャラリーにして掲載しておきますね!

 

 

それでですね、せっかくなので新エンジンの詳細を少々。クランクケース(スタッドボルト周辺部)のデザイン変更とエンジンマウント方法の変更により強固になっています。潤滑はセミドライザンプ。オイルラインも完全新設計されています。これはフリクションの低減を狙ったものでしょう。

 

クランクシャフト、コンロッドも新設計。従来比で30%軽量化されています。腰上も完全新設計。長くなるので詳細は省きますが、吸気バルブは42.5mmチタン製を採用しています。

なんてこった……ここ数10年間ずっと保守的だったモトグッツィがチタンバルブですよ!

 

とは言え……本車両最大の魅力は、何度も書きますけど、トルクフルなエンジンでオフロードをお洒落に走れるってことですね。

 

こ~んな感じでタンデム走行や高速走行も楽しそうですし……

 

筆者はやりませんけど……ワインディングでも腕さえあれば速そうな感じ。それよりなにより、デイリーユースが可能という触れ込みですから、その性能に期待したいです。

ということで今回は、モトグッツィ「V85 TT」をご紹介してみました。ちなみにアメリカでのお値段は……$ 12,990.00ですから、日本円にすると143万円。コレはお安いと言えるのではないでしょうか?

日本での発売時期が判明しましたら、続報としてお伝えしましょう!

 

参考-モトグッツィ(USA)