「ウィスキー」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?カッコいいオジさまがゆったりと飲んでいるところでしょうか、それとも失意を紛らわすように若者が一気にグラスをおあるところでしょうか。
なんにせよ、ウィスキーが「度数が強いお酒」というベースのイメージがあってこそ思い浮かべる情景ですよね。そして強いお酒は「なんだか飲み方が難しそう」「あんまりおいしく感じなかった」となかなか入り口が狭いように感じられがちです。
今日はウィスキーになんだか壁を感じる、あまりいいエントリーができなかった、でもウィスキーを楽しんでみたい!という方のために、誰でもおいしく飲めるウィスキーと飲み方をお伝えしていきます!
まずは飲み方から!なんでもストレートで飲めばいいってもんじゃない!
オススメのウィスキーをご紹介するよりもまず、飲み方を説明してからにした方がもっと具体的なイメージが湧きますよね。少し順番が前後してしまいますがご容赦ください。
まずウィスキーの代表的な飲み方は4つあります。「ストレート」「オンザロックス」「ハイボール」「水割り」の4つです。(今回取り上げるのはこの4つですが、このほかにもいろんな飲み方があります。玄人の方は、お気に入りの飲み方が取り上げられなくて拗ねたりしないでね!)
「ストレート」とはその名の通り、何も手を加えずにウィスキーをそのまま常温で飲むことを指します。ばっちり立ち上がる香りと、混じりけのない味、強い余韻が味わえる飲み方です。もちろんおよそ40度のアルコール度数のものをそのまま飲むのですから、慣れずにこの飲み方をすると間違いなく後悔します。
基本的にはチェイサー(お水)と交互に飲んで、毎口リフレッシュしながら、ウィスキーの風味にあったおつまみと飲むのが定石です。
「オンザロックス」は筆者がイチオシする飲み方です。「ロック」とは氷を石に見立てて、その上からウィスキーを注ぐというもの。
アルコールは冷やすと幾分か飲みやすくなり、徐々に氷が解けてウィスキーが程よく薄まるのでさらに飲みやすくなっていきますので、初心者でも楽しみやすいです。香りは若干抑えられてしまいますが、ウィスキーを主役にせずに食事や会話などをしつつに飲むには最適の飲み方です!
水っぽくなってしまった最後の残りを一気に飲み下すと、リフレッシュにも〆にもなれるので非常にタイミングを取りやすい飲み方でもあります。
「ハイボール」は日本では非常に有名な飲み方ですね、炭酸水でウィスキーを割って飲むというものです。そして「ハイボールにしちゃうなんてもったいない!」「度数低くするなんてカッコ悪い!」と偏見を抱かれがちな飲み方でもあります。
しかし侮ってはいけない、おそらくハイボールはあらゆる飲み方の中でもなかなかに素晴らしい飲み方に位置します。上にはじける炭酸がウィスキーの香りを運んでくれるので、冷やしていても詳しい香りを楽しめ、かつ飲みやすく、どんな料理にも合い、ウィスキーを味わいやすい飲み方なんです!
揚げ物とかと合わせると最高ですよね…… 初心者の方にオススメな飲み方です。
「水割り」はその名の通り、ウィスキーを水で割ったライトな飲み方です。筆者は正直オススメはしていませんが、ファンが一定数いるのも確かです。自分の好みに合わせたり、ウィスキーの個性によって割り具合をコントロールすることで、ゆったりくつろぎながら飲むにはなかなかに適した飲み方です。
しかし、ウィスキーによっては水で割ると嫌な風味が目立ってしまうケースもありますので、ウィスキーを選ぶ飲み方でもあります。
さて、一通り主要な飲み方をご紹介したところで、「ウィスキー」と一口に言ってもビールやワインに勝る様々な飲み方があることが伝わったかと思います。次のページでは、だれもが「おいしい!」と感じるウィスキーを、今ご紹介した飲み方の中でもベストマッチな飲み方、そしておつまみとともにご紹介していきます!
歴史のお話は無粋なので、ここではそこそこに省かせていただきます!