クエンティン・タランティーノ監督の名作映画『キル・ビル』しかり、海外の方が描く日本の文化は、日本人の私たちからしたら違和感の残るものが多々あります。
今回は、2年前にヨーロッパYAMAHAによってアップされた「MT-09」のイメージ映像が、これまた違和感の残るものでしたので、ご紹介いたします。
Dark side in Japan
まずはこちらの『The NEW Yamaha MT-09 (official video Full HD) The Dark side of Japan』をご覧ください。
ダークサイド・オブ・ジャパンというタイトルだけに、日本のダークな部分を全面に押し出した仕上がりとなっています。日本人からすると「少しズレているな」と感じつつも、とてもスタイリッシュにまとめ上げられており、日本人としては逆輸入的に魅力を再認識します。
顔の半分がタトゥーで埋め尽くされた女性、着物に能面を付けて歩道を歩く女性、絵に描いたような不良のアジト、「彼らこそサムライだ」のナレーションなどなど、日本の闇の部分をスタイリッシュに脚色されてます。
このイメージビデオに対して、海外の方々からの反応もかなり好反応のようです。
- ダークナイトみたいだな。
- AKIRA実写番もこういう風になるべき。
- おぉ~ かっこ良いね!
- たった今から、これが僕のドリームバイク。
- 感動的だけど、僕はもっと未来的なものを期待してた。
- ヤマハはいつも他社より先を行ってる。
- ヤマハは世界一。
- いい感じの見た目だね!
- かっこいい!
- 本当に実物を見るのが楽しみ。
このイメージビデオを制作する際に日本人コーディネーターがいたのかはわかりませんが、日本人が見落としている”日常”や”普通のこと”をうまく切り取っており、海外クリエイターならではの着眼点だなと感心いたします。
EDWINのイメージビデオも秀逸!
https://youtu.be/ucMXLiFxgVA
こちらも3年前くらいに非常に話題になりました、エドウィン・ヨーロッパのイメージビデオです。
「な、なぜそこを映し出す!?」と思うほど日本に住んでいたら普遍的な日常を切り取り、非常にオリエンタルで神秘的なイメージに仕上がっています。
海外のクリエイターが描く日本の姿は、やはり違和感のあるものに仕上がりがちです。しかし、これが海外の方から観た日本の姿なのかもしれません。そして我々日本人もまた、盲点だった日本の姿に感動してしまうのだから不思議です。
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