皆さんは「黄色」にどんなイメージがあるでしょうか?ビビッドで快活、刺激的で危険、喜びや楽しさ、さまざまな意味合いを含みますが、とにかく目立つ色ですよね。
中国の神話では三皇五帝の中央を司る「黄帝」という帝王が登場したり、漢の時代には黄色は最も尊い色とされています。海外のゲームではアイテムや装備のレア度を色分けする際に「白<緑<青<紫<黄」のように、最上級の表現色として使われていたりしますよね。
そんなレア度高め、目立ちまくりな黄色系の強いイメージがある人気バイクを3台をご紹介いたします!
注意を引き付ける黄色のバイク
運転中、黄色信号は安全に注意して停止することを意味、サーキットでイエローが振られたら、その地点からグリーンフラッグが振られているところまで追い越しが禁止されます。
このように「危険」や「緊張」を表しますが、黄色いバイクも遭遇すれば、なぜか注視してしませんか?黄色を基調としたカラーだと、高い注目度のあるバイクになります。
伝説のUSインターカラー!ヤマハ・YZF-R1
ヤマハのレーサーカラーと言えば、黄色を基調とした「インターカラー」または「USインターカラー」が有名。
これは、ヤマハ1970年代から1980年代初頭まで、AMAグランドナショナルシリーズやデイトナ200、そしてロードレース世界選手権のワークスカラーであり、ワークスマシンのYZR500に乗っていたケニー・ロバーツ氏が多数のタイトルを獲得し、世界中に知れ渡しました。
過去に、ヤマハのモータースポーツを象徴的だったカラーだけに、YZF-R1やXSR900といった現行モデルにUSインターカラーが特別・限定仕様車として採用されています。
AMGとのコラボ!MVアグスタF3 800
MVアグスタは、AMGとコラボレーションしメルセデスAMG GT Sのカラーと同じを使用し、大きく「AMG」の文字をあしらった「MVアグスタF3 800」を4年前に発売しました。
MVアグスタがカラーに黄色を採用していたのは、F4-1000SやF4-750といったフラグシップモデルに設定していました。
現行モデルはDRAGSTER 800RR-PIRELLOしか黄色がなく、しかも、黒を基調にフレームやホイール・リムのみ、タンクとシートカウルの一部にした黄色をあしらっておらず、現在のMVアグスタは黄色に消極的です。
1997年に20年ぶりのメーカー復活を遂げてから数年間は黄色をセカンドカラーのように使ってきたため、MVアグスタのファンにとっては黄色は特別なカラーでしょう。
黄色がセカンドカラーだった!ドゥカティ・916~1098
ドゥカティは、フラグシップカラーの赤と過去に黄色をセカンドカラーとして使用し続けていました。
特にスーパースポーツモデルの916から998までの黄色は根強い人気があり、空冷スポーツの900SSやツアラーモデルのST4、ネイキッドモデルのモンスターシリーズなど、ラインナップしていたほとんどに黄色を設定していました。
ドゥカティの新作が2台!「Scrambler Mach 2.0」と新色「Scrambler Full Throttle」が公開!
しかし、現行モデルではスクランブラーシリーズ以外の黄色カラーが消滅し、代わりに黒色や白色が設定されるようになりました。現行のスポーツモデルで黄色がなくなったのは、昔からドゥカティを知るライダーとして、若干寂しい気持いのではないでしょうか。
まとめ
最近のモデルのカラーは、黒色をはじめとするダークなイメージのカラーが多くラインナップされています。その分、黄色のバイクに今乗ってみれば、かなりインパクト大!
目立つカラーに慣れないと恥ずかしく感じてしまうかもしれませんが、趣味で乗るバイクなら思い切ったカラーに挑戦してみるのもアリでしょう。そしてはたから見ると、結構カッコよく見えるのでとってもオススメなカラーです。
【色で選ぶバイク】シリーズ