10月に開催されるパリモーターショー2016に、BMWの電動スクーター「C evolution」の新モデルが2種類展示されることが分かりました!
BMW C evolution Long-Range Version
今回の目玉は、Long Range Versionのリリースにあります。既に「BMW i3」に搭載されている容量94 Ahの新世代バッテリーの採用(旧モデルは60 Ah)に加えて、小径チャージケーブルが標準装備としました。定格出力が19 kW(26 hp)となり、旧モデルから8 kW (11 hp)も上げられており、最高出力は35 kW (48 hp)とされています。
航続距離は160km、最高速度は129km/h。最高速度は旧モデルと比較して大差ありませんが、航続距離は大幅に伸びています。いよいよ実用的になってきました!
充電はハンドル下部のカバーを外して行います。充電時間に関する記載は今のところありませんが、”Short charging times possible.”とのことです。
電動スクーターらしいメーター。実際に運転したとき何よりも心配になりそうな「バッテリー残量」が分かりやすい表示になっています。
Europian Version は量産化の落とし所?
コチラがEuropean Versionですが、外観からは違いが判断できませんでした…。
European Versionは、EUにおける免許制度に対応して企画されたモデル。EUでのA1免許(~125ccまで、最高出力が15馬力以下のオートバイを運転できる。取得できるのは16歳以上)に対応して、定格出力は11 kW (15 hp)とされており、 航続距離も100km、最高速度も120km/hへと落とされています。
ヨーロッパの免許制度については、当サイトの過去記事をご参照ください。
このEuropean Versionですが、BMW MotorradがC evolutionの量産化を目指す上での、現実的な落とし所と言えるのかもしれません。
続報はパリモーターショー2016にて!
いよいよ市販化が近づいてきた感のあるBMW「C evolution」。2016年10月1日から開催されるパリモーターショー2016でベールを脱ぐことが発表されています。その場で新しい情報が出てくると思いますので、続報が入りましたらご紹介したいと思います。
スクーター好きの筆者としては、実に楽しみなモデルです!