BMWモトラッドから発表された新たなコンセプトモデルが実にカッコ良かったので紹介します。クラシカルながらも新しコンセプトモデル「R5 Hommage」で世界を驚かせたばかりのBMWですが、この「Lac Rose」も素晴らしいのです!
1985年のパリダカ・レーサーがモチーフ
ベースとなっているのはモチロン「R1200GS」…ではなくて何と、ネイキッドモデルの「R nine T」! それがまさかのパリダカ・レーサー風にカスタムされているです。この最新コンセプトモデル「Lac Rose」は、ヨーロッパで話題のモーターサイクル・イベント「Wheels & Waves」に向けて製作されました。
「Lac Rose」とは?
「Lac Rose」とはダカールの北東35kmにあるバラ色の塩湖「Retba」にちなんで名付けられました。そこはかつて、過酷なサハラ砂漠を通過していた時代のパリダカのゴール地点であった場所。BMWのファクトリーマシンは、そこで何度も偉大な勝利を重ねてきました。
この「Lac Rose」は外観が与えるイメージとは違って、実はオフロードでの走行能力には重きを置いていません。あくまでも市販ネイキッド「R nineT」ベースであり、かつての勝者のイメージを彷彿とさせる、クールなカスタムバイクを製作すること自体が目的だったためです。
小さなウィンドシールドは典型的なラリー用装備。またヘッドライトのデザイン、アップフェンダー、巨大なガソリンタンクなどは、1985年に優勝し今や伝説となった101号車を彷彿とさせます。
いかがでしたか? このまま販売したら確実に売れると思うのですが、それはメーカー的にはできないですよね…。それでも、良い物を見せて貰えて大満足の筆者です。最近のBMW、やるな~!
参考 – BMW Motorrad