2019年の師走に沸々と話題になっていた新型コロナウイルスは、2020年3月現在では全世界にまで波及しており人々の生活にも大きく影響を及ぼしています。
新型コロナウイルスの影響は私生活だけでなく、企業の営業活動、はたまたイベントにまで及び、バイクが主役のバイクイベントも中止に追いやられている現状です。
今回はそんな新型コロナウイルスによって中止になってしまったバイクイベントについて、次回の開催がさらなる大きなものになるよう願いを込めながら特徴などをご紹介いたします。
マン島TTレース
マン島TTレースはイギリスに属するマン島という周囲を海に囲まれた島で行われている競技イベントです。
マン島TTレースの歴史は深く1900年初頭から開催されており、2020年現在でカウントするだけでも113年の歴史があるバイク好きで知らない人はいないくらい有名といえます。
もともとマン島TTレースはバイク競技のイベントではなく自転車の国際大会に出場を決める試験として主催されていたのがはじまりですが、まもなくしてオートバイのレースへ発展し現在に至るのです。
イベントといえどもあくまでレースなので優勝者には10,000ポンドの賞金が授与されますが、スピードが肝になるので死傷者が出ることも珍しくないので、命と天秤にかけたとしても賞金はやや低めな印象があります。
MotoGP
バイク乗りであれば誰しも聞いたことがあるであろうMotoGPはバイクの世界選手権のことです。
MotoGPはほかのイベントとは違い短期間だけ開催されてフィナーレを迎えるのではなく、超ロングスパンでおこなわれるバイク選手権で2020年では3月8日から11月15日まで開催予定でした。
新型コロナウイルスが世界的に脅威を与えていることも一因ですが、MotoGPはひとつの国で主催されるのではなく複数の国々を移動しながら争うレースなので、世界規模でウイルスが波及していることを考えると中止せざるを得ないと言えます。
大きな大会だからこそ楽しみにしていたファンも多いでしょうが、障害のなくレースが再開されるよう私たち自身もウイルス収束のために外出自粛などに努めることが望まれるでしょう。
東京モーターサイクルショー
東京モーターサイクルショーは毎年春頃に開催されるバイクやパーツなどの見本イベントですが、新型コロナウイルスの影響を直撃し中止せざるを得なくなりました。
東京モーターサイクルショーは今年で47回目を迎え歴史も深く、国内の有名メーカーであるホンダやヤマハ、カワサキ、そしてスズキはもちろんハーレーダビッドソンやBMWと海外の大物メーカーも参入しているイベントです。
来場者数も2016年から2019年まででも右肩上がりで、2019年の入場者数に至っては149,524人と15万人を超える勢いであったため、2020年はより大きな期待がされていましたが、期待も虚しく実現は遠のいてしまいました。
BIKE!BIKE!BIKE!2020
BIKE!BIKE!BIKE!2020は鈴鹿サーキットで参加者が各々のバイクでトラック内を走行できるという面白い特徴のイベントです。
はじまりは2012年と歴史はそこまで深くはありませんが、開催を重ねるごとにチケットは飛ぶように売れ、近年では前売りチケットですら完売になるほど人気を博していました。
トラック内を走ると聞くとレースをイメージされる方も多いですが、BIKE!BIKE!BIKE!ではタンデム(二人乗り)での走行も可能で、プロ・アマ・素人関係なくみんなが楽しめるイベントであるイベントといえます。
Ninja ZX-25R 発表展示
レースなどのイベント中止だけでなく、車体の発表展示すら中止に追い込まれています。
カワサキがてがけるバイク「Ninja ZX-25R」を4月4日にインドネシアで発表展示が予定されていましたが、いくたびの検討を重ねられましたが結果は虚しく中止を余儀なくされてしまいました。
どのような車体かは写真などがウェブ上で紹介されているものの、カラーバリエーションや細かな仕様などは明かされていなかったので、期待していたNinja好きもいらっしゃったのではないでしょうか。
現物を目にすることはまだまだ遠のきそうですがYouTubeに紹介動画が掲載されているので、動画からあふれるNinjaのよさを堪能しながら来る日を耐えながら待つのもいいでしょう。
まとめ
今回ご紹介したイベントは、あくまでもごく一部のイベントであり調べれば調べるほどさまざまなバイクイベントが中止に追いやられています。
多くのイベントが中止を決断したほど、新型コロナウイルスは影響力が大きく油断してはいけないことはとってわかるでしょう。
「自分は健康だから大丈夫」と思っていて感染して他人に移すリスクもありますので、少しでも感染拡大を広げないように意識を見直してみてはいかがでしょうか?