レース系のエアフィルターを提供していることで有名なブランド「DNA Filters」ですが、どうやらバイクのカスタムもしていたようです。しかしあまりにも強烈すぎる見た目だったので、皆さまにお知らせしようと思いました。
キモすぎる「DCR-018」、なぜこんな見た目に?
RnineTをベースにカスタムされたド変態キモカスタム…… いやもちろんかっこいいんですけど、「かっこいい」を前提としたキモさがすごいです。
軽量化と強度確保の両立を図るためにボディをアルミ合金から削り出し、ハニカム構造型に肉抜きされています。まるでロボコップのようなウィンドシールドとカウル(?)デザインですね、ブルーとシルバーのコントラストがヤマハチックな未来感を演出しています。
エアインテイクのための吸気口には自社製のフィルターを取り付けた六角形のパイプが両サイドに取り付けられています。これにより空冷と水冷を組み合わせた効率の良い冷却システムが実現されています。
普通RnineTのスイングアームというのはそもそもクオリティが高くハイセンスなデザインなため、大体どんなカスタムでもあまり変更されることはありませんが、どうやらDCR-018では跡形もなくなってしまったようです。
オリジナルの「Z」アーム機構が特徴的ですね。
リアデザインも非常に前衛的ですね。随所に採用されているハニカム構造の作り出すサイバーな世界観に心が躍ります。
カスタムはギリシャの小さな工房でカスタム屋をしているNikolaidis親子に協力を仰いだそうです。製作期間は6か月もかかったそうです。
こちらのマシンの愛称は「The Billet Sting」、直訳すると「鋳造蜂」です。鋳造されたアルミニウムパーツから生まれたハニーカム(ハチの巣)構造だらけのバイクであることが名前の由来なんでしょうね。
にしてもここまで力が入ったカスタムはなかなか見ないですよ、やはり大きなステークホルダーがいると規格外のこだわりを実現できるんですね。圧巻です。