ドゥカティのアドベンチャーモデル「Multistrada Enduro」は、150HPを発生するテスタストレッタDVTエンジンを搭載。30リットルと大容量の燃料タンク、19インチのフロントホイール、それに200mmのホイールトラベルを有し、路面状況を問わず、長距離ライドの最高の相棒となってくれます。
唯一、本気のアドベンチャーライダーが希望していたのが、オフロードでの走行性能の向上でした。
ドゥカティ「Multistrada Enduro Pro」
そんな声に応える形で追加されたニューモデルが「Multistrada Enduro Pro」。ドゥカティにしては珍しいカラーは”サンドカラー”という色名です。リリースには”Rough Surface”と表記されていますが、マット仕上げという意味でしょうか?
さて、アドベンチャーモデルとしてのオフロード性能向上という点では、前後タイヤの変更に注目!
“Pirelli”のSCORPION™ Rallyを履いておりまして……
サイズは、前は120/70 R19、後は170/60 R17です。
“Touratech”製クラッシュバーにはLEDフォグライトを搭載しています。これはオフロード走行を始めとするアドベンチャーライドにチャレンジする方にとって、ありがたい装備でしょう。
このクラッシュバーを装備するため、ベースモデルに装着されていたシュラウドは取り外されています。
ベースモデルと比較して精悍な顔つきは、ロースクリーンによるものです。
“Termignoni”のチタン製スリップオンマフラーを装備することで、2HPアップの152HPとなります。
この辺りまでが、アドベンチャースポーツ・モデル化するための変更点と言えましょう。
その他の変更は、上質感の向上に充てられておりまして……
プレミアムカーのような上質感漂うツートーンのシートを装備しているほか……
リアフレームは、本モデル専用で、ブラックとされています。
発売日と価格は?
アドベンチャースポーツ・モデルとして進化した「Multistrada Enduro Pro」。残念ながら今のところヨーロッパ・アメリカ向けとしては発表されていますが、日本への導入は未定となっております……
が、コレはきっと国内でも需要があると思いますので、ドゥカティ・ジャパンさんに期待しましょう!
ドゥカティ「Multistrada Enduro Pro」のスペック
- 全長×全幅×全高:- × – × – mm
- ホイールベース:1,594mm
- シート高:870mm
- 車両重量:232kg(乾燥)
- エンジン種類 / 弁方式:空冷4ストロークテスタストレッタDVT デスモドロミック可変バルブ、L型2気筒4バルブ デュアルスパーク
- 総排気量:1198.4cc
- 内径×行程:106.0×67.9mm
- 圧縮比:12.5
- 最高出力:112kW(152hp)@9,500rpm
- 最大トルク:128Nm(94lb-ft)@7,500rpm