大いに盛り上がったミラノショーですが、各メーカー関連情報も今回が最後です!
トリを務めるのはスウェーデンが誇る老舗ハスクバーナ。当サイトでは、昨年のミラノショーで同社が発表したコンセプトモデルについてご紹介しています。
当時は、ビッグシングルを搭載したカフェレーサー&スポーツモデルでしたが……
「Svartpilen 701」はフラットトラッカー!
今回のミラノショーで発表したのは2台のコンセプトモデル。まずはフラットトラッカーの「Svartpilen 701」からご紹介しましょう!
サイドカバーやヘッドライトステー周辺のイメージからお分かり頂けるように、本モデルは現代的にアレンジされたフラットトラッカーの外装を纏っています。
が、それより何より、注目して頂きたいのは、搭載するのが総排気量692.7ccの水冷単気筒エンジンであること。ビッグシングルなわけです!最高出力55kW(75HP)を誇る、かなりのハイパワーエンジンです。
このジャンルがお好きな方なら排気量からピピンと来ると思いますが、(今回のリリースでは一言たりとも触れられていませんが……)実はこのエンジン、KTM「690 Duke」用だと思われます。ボア×ストロークも同一です。
それでもやはり、このガソリンタンクの凝ったデザインや、フラットトラッカーと呼ぶに相応しい適度なアップハンドルは、良い感じに仕上げられています。
ちなみに美しいトレリスフレームはクロモリ製です。
エンドのみをアップにしたスラッシュカット・タイプのエグゾーストも”現代的アレンジ”へのコダワリを伺わせます。
テール周辺の処理も、何物にも似ておらず、しかしフラットトラッカー的。各部のデザイン処理は、今回のミラノショー出展車両のなかでも、際立ってユニークだと思います。
昨年のミラノショーで発表した「Vitpilen Aero Concept」との兼ね合いがあるのでしょうか?この「Svartpilen 701」は残念ながら市販化については明言されていません。
ところが……
「Vartpilen 701」は2018年春に市販!
同じく今回のミラノショーで発表されたビッグシングル「Vitpilen 701」。
「Svartpilen 701」と同じエンジン、ほぼ同一の車体構成ながら、よりロードスポーツ的な外装を与えられたモデルですが……この「Vitpilen 701」は2018年春の市販化が明言されました!
よりロードスポーツ的なエクステリアと申しましたが、リアカウル周辺をご覧いただきますと、実に斬新です。
コチラもKTM製エンジン搭載車ですから、その走りは推して知るべし!日本での発売時期などが発表されましたら、続報としてお伝えしましょう!
Husqvarna