日本では、なんとなく地味な存在に映ってしまうヤマハ「MT-07 ABS」ですが、実は世界的な大人気モデル。ヤマハ・ヨーロッパは、「同カテゴリーの36%のシェアを誇りヤマハ史上最も売れているバイクの一つ」だと豪語しています。実際、2014年の発売開始から早くも40,000台が売れたそうです!
そんな同車が2018年にモデルチェンジを受けて、国内販売が開始されます!
マイナーチェンジで地味に良くなった!
それがコチラ!ヨーロッパで公開された公式画像。いわゆる”Cool Japan”的なカッコよさを前面にプッシュしていますが……
落ち着いて車両を見てみましょう。
今回のマイナーチェンジでは、“よりMTシリーズらしい進化”をコンセプトに開発。“MTシリーズ”のDNAをキープしつつ、ライダーの操作に対し優れたパフォーマンスを発揮する走行性能にさらに磨きをかけ、より“MTシリーズ”らしいスタイリングへの進化を行った、と言います。
水冷4ストローク直列2気筒DOHCの688cc・270度クランクエンジンやフレームには変更はありませんが……
今回のマイナーチェンジでは、バネ定数と減衰力のバランス調整を図り、ライダーの操作に対して、よりリニアに反応する前後サスペンションを新たに装備しつつ……
ライディングポジションの自由度を高め、長時間乗車時の疲労を低減する新設計シートを採用。さらに、吸排気の流れや“塊感”を強調し、より力強さを感じさせるスタイリングを採用。といった変更を受けています。
「MT-07 ABS」2018年モデルは3色!
さて、カラーラインアップですが、ここまでに掲載した、質感を感じるマットグレーをベースにイエローのアクセントカラーにより軽快な印象を与える”マットグレーメタリック3(マットグレー)”のほか……
ヤマハのスポーツイメージを象徴するブルーにブラックを組み合わせ、スポーティながらシリアスな印象を与える”ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)」”、それに……
マットダークカラーで統一し、凄みを表現した「マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)」の3色設定とされています。
「MT-07 ABS」はお買得なのだ!
いかがでしたでしょうか?モデルチェンジされて魅力を増した「MT-07 ABS」2018年モデル。
筆者は、この”マットグレーメタリック3(マットグレー)”が良いかなと思います。ちなみに発売予定日は4月10日。そして気になる車両本体価格(消費税込み)は……77万7,600円ポッキリ!お買得なのも人気の秘訣でしょう。
最後にスペックを掲載しておきますので、気になった方はご覧くださいね!
「MT-07 ABS」2018年モデルのスペック
- 全長×全幅×全高:2,085×745×1,090mm
- 軸間距離:1,400mm
- シート高:805mm
- 車両重量:183kg
- エンジン:水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブ
- 総排気量:688cc
- 内径×行程:80.0×68.5mm
- 圧縮比:11.5
- 最高出力:54kW(73PS)/ 9,000rpm
- 最大トルク:68N・m(6.9kgf・m)/ 6,500rpm