スズキが新型「カタナ」を発表して世界に衝撃を与えて、華々しく開幕したインターモト2018。
「GSX-R1000」をベースにして、往年の名車をモチーフにして開発された新型「カタナ」は、近年のスズキにはない意欲作と言えましょう。
それに対してヤマハ&カワサキは、125ccのスーパースポーツモデルを投入してお茶を濁していることも、既にお伝えした通りです。
ホンダが世界初公開したカフェレーサーは650cc!?
さて、残されたのがホンダなのですが……他社に遅れてパリモーターショーをメインとして発表されたのがコチラ!「Neo Sports Cafe Concept」です。
ヨーロッパで発表されたリリースによりますと、ウルトラショートテイルとデュアルマフラーが特徴であり、「CB1000R」「CB300R」「CB125R」にカフェレーサーのテイストを塗した、というようなことが書かれています。
それに未来的なヘッドライト&テールライトにも言及しています。
排気量については触れられていませんが、筆者が見掛けた情報サイトによりますと、650ccであるようです。
さて、カフェレーサーということですが、“メーカー純正カフェレーサー”と呼ぶには、若干物足りなさは感じる出来栄えではないでしょうか?
エンジンは落ち着いて眺めてみれば現行モデル「CB650F」の流れを感じさせる水冷直列4気筒を搭載。4本のエグゾーストパイプは美しく配置されております。フロントフォークはアウターチューブがブラックとされた倒立タイプ。フロントブレーキはニッシンのダブルディスク、スリック的なタイヤを装着してカフェレーサーの雰囲気を醸し出しています。
そしてマフラーは何故か”SC Project”が奢られています。
まぁ悪くないかな……程度にしか反応したくない、その理由は……
2016年に発表された「CB4 Concept」に瓜二つ!
そう、熱心なホンダファンならお気付きだったことと思います。アレっ、この「Neo Sport Cafe Concept」って、2015年に発表された「CB4 Concept」にソックリじゃありませんか!
少しもネオじゃね~よって話なんですよね……
もう一つ載せておきましょう、ホイっと。
ヤマハ・カワサキのニューモデルに対して思い切り難癖を付けてしまった筆者ですが、期待のホンダさんまでコレですか……で、ホンダさんは、この新しくない「Neo Sports Cafe Concept」を将来どうするお積りなんでしょうね?
期待が大きかっただけに落胆を隠せない筆者です。皆さんは、どう思いましたか?