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L型エンジンじゃない!? ドゥカティ「PANIGALE V4」はV型4気筒のロードモデル!

L型エンジンじゃない!? ドゥカティ「PANIGALE V4」はV型4気筒のロードモデル!

新型となる「PanigaleV4」は、90度V型4気筒のエンジンを搭載したドゥカティ初となるロードモデルです。MotoGPマシンにいちばん近いモデルとして、レースで培った技術を投入し、1299 Panigaleから進化を遂げています。

 

「PANIGALE V4」にスペシャルなカーボン仕様!ただし公道走行不可…

L型エンジンじゃない!? ドゥカティ「PANIGALE V4」はV型4気筒のロードモデル!

新しいPanigale V4エンジンは1,103㏄で、最高出力214hp / 13,000rpm、最高トルク124Nm / 10,000rpm。

新世代の電子制御として、ボッシュ製の6軸慣性プラットフォームなどのシステムが採用され、コーナリングABSでも有効となるコーナリング機能やクイックシフトアップとダウンに対応したドリフト制御も導入されています。

今回新しく開発されたアルミ製のフロントフレームは、モノコックと比較してねじれ剛性と横剛性を別々で設定することが可能となり、エンジンの横方向にある支柱が短縮されたことでシート周辺のコンパクト化を実現。

 

専用のカラーリングとなるPanigale V4 Specialeは、公道で使用できないのですが、アクラポヴィッチのチタン製Ducati Performanceレーシング・エキゾーストによって最高出力226hp。コンポーネントは、カーボンとアルミニウム製。ステアリングプレートには、シリアルナンバー入りの1500台の限定生産となります。

フロントフレームは、フロントのシリンダーヘッドの上半のクランクケースと、リアのシリンダーヘッドに固定されているため、リヤサスペンションの固定点や片持ち式のスイングアームの支点としても機能。新設計となるマグネシウム製のシャーシは、フロントフレームとアルミニウム製のシートレールを採用し、上部はフロントフレームに下部はリステアリングに一体化しています。

またリアのサスペンションは、デスモセディチ・ストライダーレエンジンに固定され、結合部分はスイングアームの支点となり優れた強度を実現。これにより高い俊敏性とコーナリングでの路面から伝わるショックを吸収し、走行時の精度と安定性を確保されています。

 

L型2気筒とV型4気筒どっちがドゥカティ流なのか

Panigale V4 Specialeのシート高は830mmとなり、1299 Panigale R Final Edition、959 Panigaleと同様。価格設定が455万円でとても手の届くバイクではないのですが、水冷4st.L型2気筒モデルの1299 Panigale R Final Editionも同じ価格となります。この時期に手に入れるとしたらどちらを選択する人が多いのでしょう。これは、かなり興味があります。

価格設定としては、937㏄の水冷4st.L型2気筒Supersportが売れ筋なのかもしれないですね。ちなみにこちらは、162万9,000円です。1299 Panigaleのエンジンと同じ959 PanigaleとSupersportを比較すると、車重は959 Panigaleのプラス34kgでSupersportの方が重くなりますが、シート高は810mm。

Supersportはセパレートハンドルのポジションも運転しやすい高さで操作性も良く、最高出力110ps/9000rpm、最大トルク9.5kg-m/6500rpmとなります。一般道で、マシンの特性を充分に生かすことができないとしたら、もはやどこまでの性能を求めるのかあとは好みの問題となりそうです。

 

いずれにしても高価なモデルのドゥカティ。走行性能を試乗するのは、けっこう勇気が必要になりそうなので、MotoGPを観戦しながら楽しみたいと思います。

先日のアルゼンチンGPでは、ドゥカティのジャック・ミラーが4位、アンドレア・ドヴィツィオーゾ6位、エステベ・ラバト7位、ダニロ・ペトルッチ10位となり、10位以内にランクインしたのは4名の選手。今後のドゥカティ勢にも注目です。

次回のMotoGPは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで4月23日(月)日本時間の4:00予定となります。

 

PANIGALE V4 SPECIALEのスペック

ホイールベース:1,469mm

車両重量:174kg(V4:175kg)

エンジン形式:水冷4st.V型4気筒

排気量:1103cc

最高出力:226 ps / 13750rpm

最大トルク:13.6kg-m / 11000rpm

シート高:830mm

【安全装置】

ライディングモード、パワーモード、ボッシュ製コーナリングABS EVO、ドゥカティ・トラクション・コントロールEVO、ドゥカティ・ウィリー・コントロールEVO、ドゥカティ・スライド・コントロールエンジンブレーキ・コントロールEVO

バルブクリアランスの点検(デスモサービス):24,000km

【安全装置・技術】

Cornering ABS EVO、DTC EVO、DWC EVO

【フロントサスペンション】

ショーワ BPF フルアジャスタブル 43 mm(V4)
オーリンズ NIX30 フルアジャスタブル スマート EC2.0 電子制御(V4 S / V4 SPECIALE)

【リアサスペンション】

ザックス フルアジャスタブル (V4)
オーリンズ TTX36 フルアジャスタブル スマート EC2.0 電子制御(V4 S / V4 SPECIALE)

【ホイール】

アルミ鋳造(V4)
アルミ鍛造(V4 S)
Marchesini Racing マグネシウム製鍛造(V4 SPECIALE)

フロントタイヤ:Pirelli Diablo Supercorsa SP 120 / 70 ZR17
リアタイヤ:Pirelli Diablo Supercorsa SP 200 / 60 ZR17

【フロントブレーキ】
330 mm セミフローティングディスク、ラジアルマウント
Brembo モノブロック4ピストンキャリパー、
ボッシュ製コーナリングABS EVO

【リアブレーキ】245 mm ディスク、 2ピストンキャリパー、ボッシュ製コーナリングABS EVO

【インストルメント】新世代5インチTFTカラーディスプレイ

価格:455万円

 

参考-Youtube : 1299 Panigale R Final Edition – When the end tells the whole storyPanigale V4 – A new opera
Writer: smile

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