日本国内ではあおり運転が増加しており、毎日ニュースで見聞きするようになりました。しかしなぜあおり運転の事件は増えているのでしょうか。
今回の記事では、なぜあおり運転が起きてしまうのか、また、あおり運転をされてしまった際の対応策について解説していきます。
なぜあおり運転をしてしまうのか
あおり運転とは、ドライバーが守るべき最低限の交通法規を守っていれば起こらないことです。
しかし公道を車で運転していると交通法規を守っている人ばかりではなく、挑発するような運転をしてくるドライバーを数多く見かけます。
あおり運転をしてしまうなぜなのでしょうか。
性格が変わる
あおり運転をする人だけでなく、普段は穏やかな性格なのに車のハンドルを握ると性格が変わり攻撃的になる人がいらっしゃいます。
なぜ車に乗ると性格が変わってしまうのかというと、道を歩いていたり、自転車で道路を走行していてもこのような現象は起こりにくいのですが、車は閉鎖された空間の中でハンドルとペダル操作で運転をします。
歩行や自転車とは違い、車のボディが人を包み込んでいるので、なにかあっても閉鎖された空間にいることで守られていると錯覚するのです。
また、車はペダルを踏めば簡単にスピードが出せる乗り物ですから「アクセルを踏めば簡単にぶつけてやれるんだぞ」と気持ちが大きくなり攻撃的にもなれます。
このような二面性が簡単に味わえる車に乗ることで、気持ちや性格が切り替わってしまい攻撃的な性格にスイッチしてしまうのです(ドレス効果)。
イライラの爆発
目的地に向かって運転していて信号や渋滞にも引っかからず順調に運転できていれば、ストレスもないので快適に走行できます。
しかしスムーズに運転できることもあれば、信号に毎回引っかかったり、渋滞に引っかかってイライラや怒りが募ってしまいます。
車の運転は密閉された空間であることもあいまって、イライラが溜まりやすい環境でもあるのです。
イライラしはじめたらなんとか怒りを収めようと気分転換を考えますが、人によっては他の車を相手にしてあおり、ストレスの解消をしようとします。
あおり運転をされている側からしたらなんの責任もなく、あおってきているドライバーの心の問題なのでどうしようもありません。
あおり運転をされないためには
あおり運転をしている原因のほとんどは心理的な圧迫やストレスによります。
そのため善良な運転をしているドライバーからすれば「無関係なのになんてことをするんだ」と思ってしまいますが、実際問題どうしようもありません。
無差別におこなわれるあおり運転から自分自身を守るためには、どのような方法があるのでしょうか。
ドライブレコーダー
あおり運転は車両の走行しているときにおこなわれる犯罪なうえに、一瞬の出来事なので犯罪の照明が難しい点があります。
あおり運転をしているドライバーもその点を理解していてあおっているのでしょうが、あなたの車にドライブレコーダーを設置して常時録画がおすすめです。
ドライブレコーダー自体には残念ながら直接的なあおり運転の抑止力にはなりませんが、ドライブレコーダーを設置していることで、あおり運転をしてきている被疑者に心理的なプレッシャーをかけてあおり運転をさせない効果が期待できます。
また、もしあおり運転をされて警察を呼ぶことになっても、あおられたことを証明しやすいので、場合によっては被疑者車両を特定して処罰してもらうことも可能です。
ドライブレコーダーは配線技術の知識がないと難しいものが大半ですが、中にはシガーソケットから給電して使用できるドライブレコーダーが人気で多くのユーザーが愛用しています。
配線技術の知識がない男性や女性でも簡単に取り付けられると話題ですから、一度チェックされてみてはいかがでしょうか。
ダミーカメラとドライブレコーダーのステッカー
ドライブレコーダーを設置したくても、そもそも持っている車にシガーソケットがない場合もあります。
この場合、ドライブレコーダーと車の配線をいじる必要がありますが、業者に任せるとフロントカメラとリアカメラの取り付けだけでおよそ10,000円の費用がかかり、コスト面が気になってしまいます。
本格的にドライブレコーダーをつけなくても、近年ではカメラの模型(ダミーカメラ)が販売されており、車のリアウインドウに取り付けることで本物のドライブレコーダーと同様に心理的なプレッシャーをかけることが可能です。
ダミーカメラにプラスして、100円ショップなどで販売されている「ドライブレコーダーで録画中」というステッカーを購入して貼り付けておけばさらに効果がアップして抑止力に繋がります。
ダミーカメラだけであれば、およそ2,000円からで購入できるのでとても経済的ですので、コスト面が気になっている方はぜひお試しになられてはいかがでしょうか。
まとめ
あおり運転はする側もされる側もどちらも幸せになる結果になりません。
あおり運転は理由もわからずいつ起こるかわからないので、日頃から備えておき被害が出ないようにするのが一番です。
低コストですぐにできるあおり運転対策もありますので、対策をしてあおり運転の被害者にならないように備えておいてくださいね。