先日、べスパそっくりなセグウェイについて紹介させていただいたが、今回も同じくBel&Belの「スクーターチェア」について紹介させて頂こう。
本物そっくりに再現された「スクーターチェア」
このスクーターチェア、見ればわかるように、80年代に作られていた「べスパPシリーズ」のレッグシールドを模している。しかも、細かいディテールまで再現され…というより、正直言って本物との区別がつかないほどのリアルさだ。それもそのハズ、この椅子も、実車のパーツをそのまま流用し、椅子の背中にくっつけていたのだ。
メイキングオブ「スクーターチェア」
Bel&Belは2007年に、プロトタイプを作るにあたり、スクラップとなっていたべスパPシリーズのボディを持ち帰り、写真のようにフロント部分のみを切り抜き&加工し、ものの見事に「スクーターチェア」を完成させていたのだ。写真で見てもわかるように、一つ一つがハンドメイドで仕上げられている。
人間工学に基づいて作られた快適な椅子
人間工学に基づいて作られた「スクーターチェア」には、リクライニング機能や便利な高さに調整する油圧ピストンを装備している。また、座る部分は布張りとフェイクレザーで作られている。もちろん、回転できる他、ウインカーも点灯するなど芸が細かい。さらに、カラーリングなども注文できるようだ。
スクーターチェアの詳細
幅:60 cm
高ささ:120 cm
奥行き:70センチメートル
重量:20キロ
価格:要問い合わせ
再利用と取るべきか、べスパの墓場と取るべきか、べスパユーザーとしては判断に悩むアイテムではあるが、本物指向の方にはオススメのアイテムかもしれない。実際、本物なのだから。
なお、余談ではあるが、べスパをレストアする上で、最もレアで、必要とされるパーツはボディだったりする。合掌。
Writer:
センカクダイバー