スズキが250ccシングルエンジンを搭載したネイキッド・モデル「GSR250」の2017年カラーを発表しました!
小中排気量車が好きな筆者としては、微妙にワクワクしながらウェブサイトを覗いてみたのですが……
GSR250の主要装備は
トップページのキャプチャー画像がコチラ。街にたたずむ「GSR250」が使われています。コレはOK、次に進みます。
主要装備を見てみましょう! ソコを見れば、メーカーが何をウリにしているのかが分かるのですが……
なんと、あろうことか、メーターなんですよ……確かにLEDだったり、ギアポジション・インジケーターや、ビギナーライダーが多いこのクラス特有の機能として「エンジン回転インジケーター」というのも装備されています。
エンジン回転数が設定値に達すると、エンジン回転インジケーターライトが点灯または点滅し、シフトアップのタイミングをお知らせしてくれる、というもの。乗り慣れた人からすると「???」な機能ですが、微笑ましく、筆者などはお知らせを受けてみたいと思っちゃいました。
とは言え、主要装備がメーターというのも、あまりに地味だと思いませんか?
「B-King」譲りのスタイリング!
さて、コチラがその「GSR250」。2012年7月に発売が開始されたロードスポーツです。精悍で存在感のあるスタイリングと扱いやすいエンジン特性を特長とします。
その「精悍で存在感のあるスタイリング」というのは……
なんと、あの「隼」のネイキッド版とも言われた輸出専用車「B-King」をイメージしていたのであります!
ちなみに「B-King」とは、2001年開催の第35回東京モーターショーに展示されて大好評だったコンセプトモデルをベースに2008年モデル市販化されたストリートファイター。が、あまりに時間を掛け過ぎたためにブームは去り、また当時話題を呼んだスーパーチャージャーが未装備だったこともあり、販売実績は……というモデルでした。
さて、「GSR250」に話を戻します。
本モデルは、小型でシャープな印象のヘッドライトカウルや、ボリューム感のある燃料タンクとタンクカバー、エッジを効かせたリヤカウルを採用し、フロントからリヤにかけて跳ね上がるようなウェッジシェイプの造形を採り入れています。左右2本出しのマフラーやダブルレンズのリヤコンビネーションランプを採用するなど、精悍で存在感のあるスタイリングを採用しています。
エンジンは、新開発のロングストローク型248cc水冷2気筒エンジンを採用。低振動で静粛性が高く、日常生活で多用する低中速域での扱いやすさを重視しています。
エンジン回転による振動を抑えるため、180度クランクと偶力バランサーを装備することで、全域で低振動を実現しています。
GSR250のカラーラインアップ
ここまでに掲載した青黒のほか……
この3色、合計4色となっています。
もっと売れても良いはずだ!
バイクに初めてお乗りになるライダーでも扱いやすく、街乗りからツーリングまで幅広いステージで乗られることを想定しており、お財布に優しい45万6,840円という車両本体価格(消費税込み)も◎。
普段あまり見掛けない「GSR250」ですが、もっと売れても良いはずなのに、と思う筆者なのです。
GSR250のスペック
- 全長×全幅×全高:2,145×760×1,075mm
- ホイールベース:1,430mm
- シート高:780mm
- 車両重量:183kg
- エンジン種類 / 弁方式:水冷4ストローク並列2気筒 / SOHC2バルブ
- 総排気量:248cc
- 内径×行程:53.5×55.2mm
- 圧縮比:11.5
- 最高出力:18kW 〈24 PS〉 / 8,500 rpm
- 最大トルク:22N・m 〈2.2 kgf・m〉 / 6,500rpm