「モンキー125」&「スーパーカブ125」、それに「PCX ERECTRICA」など原付を中心に積極的に市販予定モデルを展示してくれたホンダ。対するヤマハは未来像を積極的に提案していました。
事前情報では、四輪には力が入っているものの二輪は地味だと感じさせたスズキをご紹介しましょう。さて、実際はどんなだったのかと申しますと……
「SV650X」は完成度が高い。市販化に期待したい!
さて、事前公開されていた出展概要では、スズキ唯一と言える目玉モデルだった「SV650X」。Vツインエンジン搭載車「SV650」だから実現するスリムな車体にクラシカルな外観を取り入れた“ネオレトロカテゴリー”に投入した参考出品車です。
この角度から見ると、あらためて軽量なスチール製トラスパイプフレームとスリムなVツインエンジンが強調されるのですが……
「SV650X」最大の特徴は、この小さなビキニカウルにあります。低く構えたセパレートハンドルと共に、なかなか似合っていますね!
それに、このタックロールシートを装備しており、それがパッと見、シングルシート風味で良い塩梅です。
ということで、「SV650X」は、なかなかに完成度の高い仕上がりとなっておりました。
が……それも当然の話。
今さらですが、2016年の東京モーターサイクルショーで「SV650 RALLY CONCEPT」というモデルが展示されておりましたよね?
「SV650 Rally Concept」では魅力的なフォグライトややヘッドライトガードが装備されていましたが、今回の「SV650X」では、それらを取り除くことでアク抜きした感じでしょうか?
今度こそ市販化して欲しいものですね!
上質なスタンダードスクーター「SWISH」!
また、予定通り、上質なスタンダードスクーター「SWISH」と、軽量で高性能なスーパースポーツ「GSX-R125」が展示されていました。
というわけで、基本的に事前告知の通りの展示物が並ぶスズキブースなのでした。
燃料電池バイクが展示されていた!
そう言えば……事前情報に記載のなかった「バーグマン・フューエルセル」が展示されていました!
過去に当サイトでご紹介したことがある本モデル、実物を拝める日が来るとは……。
「バーグマン フューエルセル」は、街乗りに適したスクーター「バーグマン200」をベースに、軽量・コンパクトな空冷式燃料電池を搭載しています。
コチラがガソリンキャップならぬ水素充填バルブ。シートの股間部分にあるのです!水素タンクはフレーム内にレイアウトされており、これまでのスクーターと同様のスタイルを特長としています。
この辺りの仕上げが失礼ながらスズキらしくなく未来的なデザイン!リヤホイールには高出力インホイールモーターを搭載しています。
せっかくなのでシステム図も掲載しておきます!
サプライズなし、今年のスズキは四輪に注目!
ということで、予想されていた通り、何のサプライズも用意されていなかったスズキの二輪。しかし……四輪の方は充実していましたので、そちらを続報としてお伝えします。
ソチラにご期待ください!