ダカールの伝説が新たなステージへ。ヤマハ テネレ700ラリーエディションが2020年7月発売予定

新型テネレ700ラリーエディションが2020年7月から販売予定。特別なカラーだけでなく、このプレミアムアドベンチャーバイクは、より高いスペックを実現し、プロテクションを強化。よりダイナミックなラリーライディングエクスペリエンスを提供する一連の軽量なコンポーネントを備えています。

象徴的なダカール伝統のカラーと高いスペック

発売以来、現在までに8000台以上が販売され、テネレ700はヨーロッパで最も売れているミドルウェイトアドベンチャーバイクとしての地位を確立しています。テネレ700は特徴的なトルクに富んだエンジン性能と、俊敏なハンドリング、卓越したオールラウンドの汎用性、長距離ライドにおける快適性など、様々な長所を兼ね備えたバイクです。

 

伝説を刻むテネレ

ニジェール北東部からチャド西部にかけて広がるサハラ砂漠南部の巨大な砂原にちなんで名付けられたテネレの始まりは、ヤマハが最初の大容量4ストロークシングルモデル-XT500を発売した1976年までさかのぼります。タフで見栄えが良く、独特の強烈なキャラクターを備えたこのエンデューロスタイルのデュアルパーパスバイクは、ヨーロッパですぐに売り上げを伸ばし、長年にわたり同社のベストセラーモデルの1つになりました。

 

XTとダカール

おそらく、XT500の注目すべきストーリーで最も重要なエピソードは、急成長しているラリーシーンでの役割でした。フランス人のティエリー・サビーネは、真のアドベンチャーに触れられるようにすることを夢見ていた男で、XTのようなエンデューロスタイルのデュアルパーパスバイクがオフロードライディングのまったく新しい時代を切り開くことができると考えました。

 

サビーヌは、究極のオフロードチャレンジの作成に着手し、彼の夢は1978年12月、パリのトロカデロ広場で182台の車両が組み立てられ、最初のパリダカールラリーが始まりました。バイクのクラスには多くのヤマハがエントリーし、その頑丈な構造とオフロードシャーシ、高トルク単気筒エンジンにより、XT500は、この10,000kmにもわたるイベントに理想的なマシンであることを証明しました。

 

ヤマハのライダーであるシリル・ネヴとジル・コントは、初開催のダカールで総合1位と2位を獲得し、1980年にはネヴウが再び勝利。ヤマハXTのライダーたちも総合2位、3位、4位を獲得しました。伝説的な地位を確立したXT500は、ヨーロッパで最も売れたバイクの1つとなり、非常に熱心なファンを獲得し、すべてのライダーに手の届く新世代のヤマハアドベンチャーバイク開発の土壌となりました。

 

最初のテネレ

大容量の燃料タンク、トラベルの長いフォーク、フロントディスクブレーキ、モノサスを搭載した1983年式XT600Zテネレは、XTシリーズのパフォーマンスを新たなレベルに引き上げたヤマハ初の量産アドベンチャーバイクでした。オリジナルのXT500と同様に、続くXT600Zはパリダカールラリーで最も過酷な状況への対応能力を実証するためのものであり、その強力なパフォーマンスは、イベントの最初の6エディションで18の表彰台という比類ない記録に貢献しました。

 

ヤマハのダカールヒーロー

1983年のパリダカールラリーは例年にないほどの過酷な状況となりました。40名を超える選手が砂漠で4日間迷い、75%のライダーが脱落したほどです。当時の新しいXT600Zテネレに乗ったSonautoヤマハのチームライダーであるセルジュ・バクーとジャンクロード・オリビエは、それぞれ5位と7位になり、成果を収めました。オリビエは、1984年にも6位を獲得。チームメイトのバクーは、独特の青いレース用テネレで9位になり、伝説的な地位を獲得しました。

彼らの時代の最も才能があり、カリスマ的なラリーライダーのライバルの2人として「JCO」として誰もが知っているジャンクロード・オリビエは、ダカールで有名な人物の1人であっただけでなく、ヤマハモーターフランスのCEOも務めました。JCOは最もタフで著名なレーサーであるだけでなく、ヤマハをフランスでナンバーワンのブランドにした先見の明のあるビジネスマンでした。JCOは、テネレをヤマハの最も成功した伝説的で永続的なモデルの1つにする重要な役割を果たしました。テネレ700ラリーエディションは、彼と彼の仲間のダカールヒーローにふさわしい賛辞です。

 

ラリーヘリテージのカラー

2019年に発売されたテネレ700は、ヤマハが最も力を入れる開発プログラムの1つであり、世界をリードするラリーレイドライダーたちが世界中のさまざまな地形でプロトタイプをテストし評価しました。コンパクトで機敏なシャーシと、特徴的でトルクが豊富な689cc CP2エンジンを搭載したこのベストセラーミドルウェイトアドベンチャーバイクは、高速走行における並外れた長距離快適性とともに、スリル満点のオフロードパフォーマンスを実現する能力を備えています。テネレ700と並んで専任の担当者によってフランスで組み立てられた新しいテネレ700ラリーエディションは、’83および’84エディションでJCOとセルジュバクーが乗ったヤマハレースバイクに敬意を表する特別な青と黄色のカラーリングで彩られています。

 

プロテクションの強化

テネレ700ラリーエディションは標準で高いスペックを備えており、オフロードにおけるシャーシ保護のレベルを向上させる多数のコンポーネントが装備されています。厚さ4mmのアルミニウムから製造された頑丈なスキッドプレートは、エンジンと下部フレームチューブに高レベルの保護を提供し、ツールボックスの取り付け部も完備。小さな棒や石の進入を防ぐように設計されたアルミニウムのラジエータープロテクターもあり、レーザーカットによるアルミニウムチェーンガードがこの特別なモデルのプレミアムスタイルを強化しています。

 

ラリーシート

専用の一体型ラリーシートは、895mmで20mm高いライディングポジションを提供します。これにより、下半身の位置がよりストレートになり、オフロードでのライド時にフットレストに座ってから立ち上がるのが容易になります。デュアルマテリアル構造は、高品質の感触と仕上がりを提供し、白いヤマハのロゴは、象徴的なヘリテージカラーを引き立たせています。

 

アクラポビッチスリップオンマフラー

689cc、CP2エンジンには、加速時の高トルク感を高めるアクラポビッチのスリップオンマフラーが装備されています。この高品質のマフラーには、全体的な質感を強化するカーボンヒートシールドが取り付けられています。

 

LEDライト

フロントとリアの軽量でコンパクトなLEDライトは、モダンで洗練された外観を提供し、このハイスペックアドベンチャーバイクのシャープで堅牢な外観を実現しています。

 

グリップパッド

特別なラバーグリップパッドが標準でラリーエディションには付属しています。これらは、加速時に膝と大腿部のグリップを強化するように設計されており、ライダーは最適なコントロールを実現できます。

 

オフロードハンドルバーグリップ

純正のオフロード性能を強調するために、ハンドルバーにはオフロードグリップが装備されており、砂塵や泥だらけの状態でも安定して走行することができます。

 

テネレ700ラリーエディションの特長

  • 歴史的なダカールのファクトリーレースバイクの影響を受けた象徴的ヘリテージカラー
  • ラリーシート、タンクグリップパッド、オフロードグリップによる強化されたラリーフィーリング
  • 軽量のアクラポビッチスリップオンマフラーは、豊かで深いサウンドを提供します
  • 頑丈なスキッドプレートからの特別な保護、ラジエーターガードおよびチェーンガード
  • 耐久性のあるフロントおよびリアのLEDライト
  • 高レベルのリニアトルクを提供する特徴的な689cc、4ストローク、CP2エンジン
  • 軽量で耐久性のあるダブルクレードルチューブラースチールフレーム
  • スリムかつコンパクトで人間工学に基づいたボディ
  • 攻撃的なラリー4xLEDヘッドライトを備えたフロントフェイス
  • 調整可能なロングトラベルのフロントおよびリアサスペンション
  • アドベンチャータイヤ付きのタフで軽量な21インチ/18インチスポークホイール
  • 状況に応じて調整用可能なABS
  • カラーはスカイブルーのみ
forRide編集部

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