ヤマハのスポーツツアラー「TRACER900 ABS」がマイナーチェンジを受けました。そのうえ上級バージョンとして”GT”=”Grand Tourer”こと「TRACER900 GT ABS」が追加設定されました!
今回は、このヤマハらしいスマートなモデルをご紹介しましょう!
「TRACER900 ABS」はマイチェン!
まずはマイナーチェンジを受けた「TRACER900 ABS」をご紹介しましょう!
水冷直列3気筒845ccエンジンを搭載したスポーツツーリングモデル、それが「TRACER900 ABS」。実は、正式名称は「MT-09 TRACER900 ABS」です。ということで、”MT”シリーズのバリエーションモデルと理解してもらって大丈夫です。
今回のマイチェンでは、“Two Sides of the Same Coin: Sports and Travel”が開発コンセプト。高いスポーツ性はそのままに、より快適な乗り心地とツーリング機能の強化が行われています。
具体的には……形状変更・表面積の拡大により高速走行などでライダーへの風の影響を抑える新型フロントスクリーンの装備を始めとして、機敏な走行を支える新設計ハンドルバー / ブラッシュガードを装備。
さらに、ツーリングモデルならではの快適性に貢献する新しい前後シートの設定に加えて、サイドケース装着に配慮しながら、サイドカバー形状と調和したサイドケース用マウントを設定しています。
そして、60mm延長により高速走行時・旋回時の優れたトラクションを支える新設計の高剛性リアアームの設定が発表されました。
新たに採用された、優れた整流効果など快適なツーリング性能を生み出しながら、質感を高めた新しいスタイリングも、なかなかの出来栄えです。
そしてカラーラインアップですが、冒頭より掲載していた”マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)と、この”ブルーイッシュグレーソリッド4(グレー)”の2色設定。
車両本体価格(消費税込み)は111万2,400円。発売予定日は4月20日です。
「TRACER900 GT ABS」が追加設定!
さて、続いては、新たに追加設定された「TRACER900 GT ABS」。スポーツツーリング性能をアップさせた上級モデルとなります。
具体的には……
サスペンション性能の向上および調整範囲を広げるフルアジャスタブルフロントフォークの採用と、それに合わせて、ライダーの好みに合わせてプリロード調整可能なリモート操作機構採用のリアサスペンションを装備。
前後足回りをアップグレードしています。
また、長距離ツーリングで求められる利便性・快適性も向上しています。それは……
- 様々な情報を表示するフルカラーTFT液晶マルチファンクションディスプレイの採用
- 長距離走行の疲労を軽減し快適なライディングを支援するクルーズコントロールシステムの採用
- グリップウォーマーの搭載
などです。
TRACER900 GT ABS のカラーラインアップ
「TRACER900 GT ABS」は、ここまでに掲載した”ブラックメタリックX(ブラック)”と、ベースモデルと同色の”ブルーイッシュグレーソリッド4(グレー)“。それに……
“マットダークパープリッシュブルーメタリック1(マットブルー)”という3色が設定されています。
「TRACER900 GT ABS」は遅れて発売!
いかがでしたでしょうか?今回は、マイナーチェンジを受けた「TRACER900 ABS」と、追加設定された「TRACER900 GT ABS」をご紹介してみました。
ちなみに「TRACER900 GT ABS」の車両本体価格(消費税込み)は……119万8,800円。コチラがお買得かも知れませんね!発売予定日は6月15日と、少し遅れての発売となります。欲しい方は我慢強くお待ちください……
「MT-09 TRACER900 ABS」のスペック
< >内は「MT-09 TRACER900 GT ABS」。
- 全長×全幅×全高:2,160×850×1,375mm
- ホイールベース:1,500mm
- シート高:850mm(低い位置・出荷時)865mm(高い位置)
- 車両重量:214kg〈215kg〉
- エンジン種類 / 弁方式:水冷4ストローク 直列3気筒 / DOHC4バルブ
- 総排気量:845cc
- 内径×行程:78.0×59.0mm
- 圧縮比:11.5
- 最高出力:85kW(116PS)/ 10,000rpm
- 最大トルク:87N・m(8.9kgf・m)/ 8,500rpm