アップハンなのに最強レーサー!? アプリリアのスーパーネイキッドに特別仕様が登場

アプリリアレーシングの本拠地であるノアーレからスポーツネイキッド「Tuono V4」の特別バージョンが発表されました。MotoGPで培ったレーシングテクノロジーが余すところなく採用された、スーパースポーツ「RSV4 X」に続く、限定モデルとなっています。
アプリリア トゥオーノV4 X

サーキットでも認められるネイキッドをさらに過激に

スーパーバイク世界選手権における7つを含む、54の世界タイトルを獲得してきたアプリリアレーシングが直接開発及び組み立てを行い、シリアル番号入りで限定生産される“スーパートゥオーノ”アプリリア トゥオーノ V4 X (テン)をご紹介します。

アプリリアレーシングが丹念に開発したバイク技術開発用のピアッジオグループプラットフォームによって、最も要求の厳しいユーザーにも最高のライディング体験とスリルを提供可能なアップハンドルレースバイクトゥオーノV4 Xが生まれました。

 

アプリリア トゥオーノV4 X

2011年以来、トゥオーノV4がサーキットで最高のハイパーネイキッドとみなされているという事実を考慮すれば、開発中にアプリリアのライダーであるロレンツォ・サヴァドーリがイモラサーキットで1ラップ1’50”というタイムをたたき出したトゥオーノ V4Xの性能がどれほどのものか想像に難くありません。

 

「これは私がライディングした中で最も楽しいバイクだね。快適性と性能を両立させている点がユニーク。信じられないほど優れたエンジンはエキスパートでもビギナーでも簡単にコントロールできるし、空気力学に配慮したデザインによってハイパーネイキッドとは思えない安定感があるよ。トゥオーノV4Xは再び新しい基準を打ち立てたといえるね。」

 

トゥオーノV4 X が提供する性能とスリルは、オーストリアのレッドブルリンクでテスト走行を行ったアプリリアレーシングチームMotoGP ライダーであるアレイシ・エスパルガロをも熱狂させました。

 

「トゥオーノV4Xはこの世の物とは思えないね。私はハイハンドルバイクのテスト走行をサーキットで行ったことはなかったけど、その安定感には驚いたね。エンジンは信じられないほど性能が高いし、シャーシの剛性も素晴らしく、ライディングポジションと電子制御のおかげでとても楽しくライディングできたよ。クリーンなライディングが可能でありながら、ドリフトも可能だし、これは凶暴な一面を持った純粋なスポーツバイクだね!」

 

アプリリア トゥオーノV4 X

ノアーレのレース部門がトップカテゴリーで得た経験がアプリリア トゥオーノ V4Xの開発に生かされています。このタイプのバイクで初めてとなる、MotoGPでアプリリア RS-GPに取り付けられたものから着想を得たカーボン製のフロントウィングが導入されました。この選択によってハイスピード時、そして減速及び加速中の高い安定性が実現しました。

この特別なトゥオーノをレーストラック専用のアップハンドルのレーシングバイクとして開発するという目標は 、MotoGP プロトタイプの仕様に近い乾燥重量166 kg を軽量化技術によって達成されました。

 

全てのカウルはカーボン製 であり、2006年の伝説的なフランスの耐久レースに参加したアプリリア RSV 1000 Rファクトリーにインスピレーションを受けた専用の “ボルドール”グラフィックがあしらわれています。燃料タンクはオリジナルと同じ形状ですが、より軽量化されています。

 

もう1つの特別な要素がトゥオーノV4Xのメイン電子制御デバイスの調整を行うためのレースパネルです。クラッチレバー、ブレーキレバーガード、エンジンクランクケースガード、調整可能なフットレスト、そして燃料キャップなど多数のビレットアルミニウム部品によって軽量化を実現しています。レース用スリックタイヤを採用する鍛造マグネシウム製のマルケジーニホイールによって、フェアリングで覆われたスーパースポーツバイクでも実現できないハンドリングという付加価値が提供されています。

 

エンジンはRSV4 1100ファクトリーで成功を収めたユニットが開発しています。アクラポビッチエキゾーストシステムはチタン製マニホールドとカーボン製アウトレットを採用し、エアフィルターは市場で最高の通気性(及び耐水性)を提供し、 MotoGP でアプリリアレーシングが使用したものと同じユニットであるスプリントフィルターを使用しています。

 

電子制御デバイスの細かなセッティングはECUによって制御され、ロジック、機能の面で刷新されており、アプリリアレーシングが開発したエンジン制御及び車体力学マップを採用しています。エンジンマップは全て「フルパワー」であり、レース用エキゾーストシステム向けに最適化されています。エンジンブレーキ、トラクションコントロール、そしてアンチウィリーレベルはサーキットを念頭に置いて設計されています。電子制御シフター(ダウンシフトを含む)そして内蔵GPSセンサーを用いるラップタイム表示機能をプログラミングされたカラーTFT ディスプレイを標準搭載しています。

 

ノアーレ製V4エンジンの最大出力はファクトリーユニットの217馬力から221馬力まで向上しています。 250ccクラスにおいて143のグランプリで18ものタイトルを獲得したチームが開発するフレーム、そしてオーリンズ製のSmart EC 2.0セミアクティブサスペンションシステムによって性能をフルに引き出すことが可能となっています。

 

ブレンボブレーキシステムもT-Drive技術によって2枚のスチールディスクをグリップし、ビレットアルミニウム製の19×16ラジアルマスターシリンダーによって制御される洗練され、極めて効果的なGP4-MS ビレットアルミニウムキャリパーを使用することで完全なレース対応が可能となっています。

 

34,900ユーロ(約440万円)の価格で販売されるアプリリアトゥオーノV4 Xは、既にアプリリアウェブサイトからオンラインで予約を開始済み。たった数時間で最初の1ロット、10台を完売したことを受けて新たに追加オーダーの受付が始まっています。購入者はアプリリアレーシングから直接バイクを受け取ると同時にノアーレ のレース部門を特別に見学し、バイクのグラフィックにインスピレーションを得た専用のKYT NX レースヘルメットを入手できます。

 

アプリリア トゥオーノV4 X

トゥオーノV4 Xはアプリリアレーシングが立ち上げたファクトリーワークスプログラムの一環です。これは世界でも類を見ない試みであり、レースの世界で開発された技術をファクトリーチームが参加する選手権への参加を目指す人々やレース用に最適化されたRSV4もしくはトゥオーノV4を望む人々に提供するとしています。

アプリリア トゥオーノV4X

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