ヤマハは、250cc水冷直列2気筒エンジンを搭載するMTシリーズの最新モデル「MT-25」を、2015年6月よりインドネシアで発売すると発表しました。
なお製造および販売は、同国のグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が行うとのこと。
優れた走行性とコストパフォーマンスの両立
MTシリーズの新製品「MT-25」は、すでに東南アジア市場で人気のある「YZF-R25」のエンジンとフレームをベースに、市街地での走行に適したモデル(日常的な速度域で楽しめるモデル)として開発されました。
また、欧米など先進国市場を中心に導入し、人気を博している「MT-09」や「MT-07」など”MTシリーズ”の世界観を、250ccクラスに展開したモデルとなっています。
上記2つを融合させることにより、より優れた走行性とコストパフォーマンスを両立しています。また、開発コンセプトとしては、市街地を俊敏に駆け抜け交通の流れをリードする”大都会のチーター”とのこと。主な特徴は以下の通りです。
- 市街地での機敏かつ快適な走行に適した乗車姿勢
- MTシリーズ共通の“マスフォワードシルエット”と“マス集中感”を具現化したデザイン
- 中高速で高揚感のある2気筒エンジン
- 軽快なハンドリングに貢献する165kgの軽量な車体設計
なお、今回インドネシアで「MT-25」が発売となる背景としては、昨年発売された「YZF-R15」「YZF-R25」などロードレースへの憧れを抱くユーザーに向けたモデルがヒットし、スポーツモデルの人気が高まりつつあるため、さらなるヤマハブランドのスポーツイメージを向上させ、市場全体での販売拡大に繋げる狙いがあるようです。
MT-25は、事業規模拡大を担うグローバルモデルとして、順次世界各国に投入予定とのこと。
インドネシアでの小売価格は4,600万ルピア(約42万9,000円)となっています。
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参考 – ヤマハ発動機株式会社