MVアグスタ
親会社である「アグスタ」は1923年にアグスタ伯爵家のジョバンニ・アグスタが航空機(主にヘリコプター)の生産と整備を主な事業とする会社として創業。1943年に2サイクルのモペッドの製造を開始し、その流れからオートバイ生産を主力とした「MVアグスタ」を子会社として設立。MVはメカニカ(力学)・ヴェルゲーラ(地名)の頭文字。優秀な人材を揃え、世界初の並列四気筒エンジンを産み出し、レースで圧倒的な速さを誇った。その後、高性能な日本製マシンの台頭などにより1977年に一度バイク事業を撤退するが、1997年に他資本によって復興。現在もレースシーンに重きを置いたランナップを展開している。その洗練されたデザイン性の高さから「走る宝石」と称されている。