世界一周にも耐えられる?ワイルドすぎるキャンピングカー!

パリ・ダカールラリーのカミオンクラスを見たことがあるだろうか? 大きなトラックが砂漠を疾走し、砂丘を飛び越える強烈なパワー。見ているだけで気分がすっきりする。そんな、ワイルドなクルマのイメージそのままのキャンピングカーが世在する。

レース車両と同じように、砂漠やジャングルなどの悪路走行を想定して設計されていて、オーナーはちょっとした探検家のようなスタイルでクルマでの旅を楽しんでいる。以前出会ったオーストラリアのオーナーは世界一周を目指して、大きなトラックタイプのキャンピングカーを買ったと話してくれた。オーストラリアからスタートして、日本を経由し大陸へ渡る。世界の火山活動の研究をしていて、深い自然と街が隣接する日本の環境は最高だと言っていた。

世界の冒険家が日本にも来ているということは、国内でもこのようなクルマが走っているということだが、実際目にすることはほとんどない。そこで、ヨーロッパのキャンピングカーショーで見つけた、アクションモービル社のワイルドすぎるキャンピングカーを紹介しよう。

GlobECRUISER 7500 FAMILY

最初に大きな印象を与えるのがデュアルタイヤの6ホイール。もちろん、4×4ならぬ6×6で砂漠の上でもスタッグすることなく走り抜けることが可能だ。しかも、このタイヤ圧力制御装置付きで、常に最適な圧力管理ができるすぐれもの。エンジンは1万2,400ccで480psのパワーを発揮する。燃料を消費しやすそうで心配になるが、燃料タンクは400リットルが2つ!これだけあれば安心。砂漠の真ん中でロードサービスを呼ばなくてもよさそうだ。

リアに伸びたオーバーハングはアンダープロテクションでガードされ、室内空間を広げながら、予期せぬ障害物のヒットなどもカバー。リア照明を取り付けて後方を照らしながらの探索走行など、過酷な状況での使用が想定されている。

キャンピングカーとしては十分すぎる広さと高さを実現

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キャビンは7,000×2,470mmの大きさで、室内高は2,000mm。キャンピングカーとしては十分すぎる広さと高さ。ちなみに日本のキャンピングカー構造要件は水回り付近で床から天井まで1,600mm以上を必要としている。

シェルは断熱効果を高めるサンドイッチ工法によって、極寒の地でも快適な空間を提供。床暖も装備されるなど、暖房設備も充実している。そもそも、このクルマ、ファミリーという名前からも想像できるが、家族で楽しむことを想定している。

家族ということで、ベッドは6個、32インチテレビに、乾燥機付き洗濯機、冷凍庫まで付いた至れり尽くせりの装備。テレビにはアップルTVまで付いているというから、大自然の中で家族団らんを楽しんでということなのだろう。

欲しくなってしまった人はホームページをチェックしてみよう。8ホイールの車両なども載っている。メーカーのラインアップとしては少しおとなしい”7500ファミリー”だが、全長10.5mもあるので、やはり国内では”少しおとなしい”とは言えないかもしれない。

参考 : Expeditions- und Allrad-Wohnmobil von ACTION MOBIL nach Maß

渡辺圭史

渡辺圭史

キャンピングカー専門誌キャンプカーマガジン編集長。海辺に移住し、新たなワークスタイルを追い求める編集者。アウトドアとガジェットをこよなく愛する40代。