遂に蘇る!BELLの名作500-TX【当時モノとの比較画像あり】

「BELL」というヘルメットメーカーをご存知だろうか。

40代のバイク好きな方ならご存知の方も多いかもしれないが、そう、ケニー・ロバーツや、ヱディ・ローソンが被っていた、あのメーカーだ。

BELLのヘルメットは、現代のヘルメットの原型となる名作を、多数リリースしており、フルフェイスもジェットヘルメットも、このBELLが昇華させたといっても過言ではない。

不朽の名作”BELL 500-TX”

ガラスファイバーと樹脂の強化プラスチックに発砲ライナーを用いた構造、それにより得られる、「絶妙な”小ぶり”感」。なんと言っても”BELL”といえば、小ぶりな印象が特徴的である。そのBELLの代名詞といえば、間違いなくこの「500-TX」である。

1960年代当時は、バイクでも車でも、レース競技には必ずと言ってよいほど、この「500-TX」をかぶるレーサーがいた。これにより、BELLの「500-TX」は、バイクや車ファンみんなの憧れでもあった。

しかし、1980年代後期になると、ヘルメットのさらなる安全性も考慮し、幾度となくデザイン変更が行われ、BELLのヘルメットは、他メーカーの馬群に沈んでしまったのである。

今でも当時モノは高値で取引される!

熱狂的なBELLファンは、今でも多く、当時モノの”ヴィンテージ500-TX”は、非常に高値で取引されている。状態が良いモノだと、10万円を超すモノまで存在するほどだ。

そんな、「かぶりたいけど当時モノには手が出ない」というユーザーの熱烈な要望をもとに、オートバイカスタムパーツの総合メーカーである「アクティブ」が、ついに再現化に成功したのである。

左が"500-TXJ"、右が当時モノ

左が”500-TXJ”、右が当時モノ

ベトナムの暴動でプロジェクトが頓挫

まだ記憶にも新しい、昨年5月のベトナムでおこった大規模暴動。遠い国の出来事で、直接被害を被った方は少ないと思うが、何を隠そう、アクティブが500-TXの商品開発を進めていたベトナム工場が、その一つだったのだ。

工場は焼失し、設備は破壊され、メーカーサイドからは、リリースの目処がたたないとの一報に、誰もが落胆した。しかし、アクティブは決して諦めず、一度失った金型を、一から再び作り直したのである。

そうした、何人もの熱意が込められた”500-TX”が、先日行われたモーターサイクルショーで披露された。もちろん、日本の現在の安全基準である”SG規格”をクリアしつつ、極限まで当時の500-TXを再現した、小ぶりな作りで。

そして何より誇らしいのが、BELLヘルメットプロジェクトに対する日本人としての情熱が、再現された500TXに”JAPAN”を意味する”J”を付け、「500-TXJ」というモデルで息づいている点である。

そんなアクティブの開発秘話に想いを馳せながら、500-TXJで風を切ってみたはいかがだろうか。

【参考リンク】

アクティブ – ベルヘルメット

forRide編集部

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