BMWモトラッドは2015年11月11日に、全く新しいミドルクラスのライトウェイトスポーツモデル「G310R」を発表した。
日本での仕様や価格、発売時期に関してはまだ未定だが、先に本国での情報が公開されたのでご紹介したい。
日本の中型免許区分にもマッチしたモデル
今までBMWのラインナップにはなかった、中型免許で乗れる全く新しいライトウェイトスポーツモデル。
最高出力34PS/9,500rpm、最大トルク28Nm/7,500rpmを発揮する4ストローク単気筒313cc DOHCエンジンは、6速トランスミッションと組み合わせられている。また、グリッド構造のスチールフレームやアルミ製スイングアームによって、車両重量は158.5kgと軽量に設計。
軽快で力強く操りやすい
G310Rの特徴的なデザインは、力強いヘッドライトを備えたスポーティなヘッドライトフェアリングや、ダイナミックなフューエルタンクトリムなど、明らかにS1000Rの遺伝子を受け継いでいる。
また、人間工学に基づいたレイアウトにより、ストレスなくリラックスできる着座位置を実現。ハンドルやフットレストに関しても快適なライディングが約束されている。
さらに、フロントサスペンションはに41mm倒立フォーク、ABSブレーキを採用するなど、操作性と安全性の両面においても抜かりはない。
冒頭で述べた通り、日本での仕様や価格、発売時期に関してはまだ発表されていないが、中型免許区分のため日本での需要は相当数あるのではないだろうか。
KTM「390 DUKE」や国内4大メーカーなど、強豪ひしめくミドルクラスだが、このクラスに食い込めるだけのポテンシャルは秘めている。
参考 – BMW MOTORRAD : G310R
Writer:
上中達也