9年ぶりにフルモデルチェンジしたヤマハ「YZF-R6」2017年モデルを2分で学ぶ!

スーパースポーツ世界選手権を過去7年間で3回獲得したホンダ「CBR600RR」の独走状態に待ったをかけたのが、ヤマハのスーパースポーツ・モデル「YZF-R6」です。

アメリカで発表された「YZF-R6」の2017年モデルが凄いと話題になっています!

YZF-R6 2017年モデルはココに注目!

ヤマハのリリースでは、

従来からの特徴である「優れたサーキットパフォーマンスと、ワインディングでの高次元パフォーマンス」を引継ぎながら、走りの性能およびRシリーズとしてのデザイン進化を図りました。

と謳っていますが、2017年モデルの変更内容を簡潔にまとめますと

  • 空力を大幅に改善したボディワーク
  • フラッグシップモデル「R1」譲りのテクノロジーが満載

がキモとなります。以下、詳しく説明して行きます。

CdA値は現行モデル比で8%改善

大幅に改善したボディワークについては一目瞭然! 次世代のR-DNAを表現したカウル&スクリーンを採用。かなり印象が変わっています。CdA値 (空気抵抗の大きさを表す値)で比較すると、現行モデルから8%も向上させており、サーキット走行での空力性能に貢献しています。

カウルに内には埋め込み式ヘッドライトに加えて2灯のLEDポジションライトを搭載しています。

R1譲りのテクノロジーが満載!

続いては、「R1」譲りのテクノロジーについてご説明します!

まずはフロントフォーク。現行のφ41mmに替えてφ43mm径インナーチューブの倒立サスを採用。これは現行「YZF-R1」と 同型フロントフォークをベースに、専用セッティングを施したもの。

フロントブレーキにも、「YZF-R1」と同タイプのパーツを採用しています。ディスク径はφ320mmと、現行ディスクのφ310mmから10mm大径化。モノブロック4ピストン2パッド対向キャリパー(アルミピストン)とニッシン製ラジアルマスタシリンダを組み合わせています。

先に「YZF-R1」に導入されていたアルミ製ガソリンタンクを「R6」にも採用! 容量は17Lです。ニーポケット部をえぐり、ライダーの動きに適した形状としています。スチール製の現行「YZF-R6」と比較すると、約1.2kgの軽量化を果たしています。

トラコンの採用、リアフレーム変更&新シート採用!

新モデルからの「R6」独自の変更も少なくありません。

それが、加速時に後輪タイヤの駆動力を効率よく引き出す、TCS(トラクション・コントロース・システム)の採用。発進時などで後輪スピンの兆候を検知すると、点火時期・燃料噴射量・スロットルバルブ開度を統合制御し、滑らかな発進性・走行性を支援します。走行環境やタイヤのグリップ力、好みに応じて介入度を6段階から選択できます。さらに…

シートとリアフレームが新設計とされています。シートは天面の傾斜がなだらかでライダーの太腿部分との干渉が少なく、優れた足付き性とフィット感を備えます。新タンクの効果が重なり、機敏な操縦性を支えます。

そしてトドメは、このシートを支えるリアフレーム。マグネシウム製とされたリアフレームは、現行モデルと同等の強度・剛性を確保しつつ、左右幅を約20mmスリム化しています。

ここで紹介したのはアメリカ仕様ですが、一切の妥協を許さぬヤマハの本気がヒシヒシと伝わってくるモデルチェンジとなりました。国内への投入が楽しみですね!

YZF-R6 2017年モデルのスペック

  • 全長×全幅×全高:2,040×695×1,150mm
  • シート高:850mm
  • 軸間距離:1,375mm
  • 車両重量:190kg
  • エンジン種類:水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
  • 気筒数配列:直列4気筒
  • 総排気量:599cc
  • 内径×行程:67.0×42.5mm
  • 圧縮比:13.1:1
  • 最高出力:NA
  • 最大トルク:NA

参考 – ヤマハ
Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。