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みなさんはどれくらいのペースでバイクの点検整備を行っていますか?当たり前ですが、法定点検として毎年点検の実施が定められている1年点検(12ヶ月点検)はきちんと行っていますよね?
今回は知らなかった(もしくは忘れていた)という方のために、法律で決められている1年点検について解説します!
1年点検は全排気量が対象!
1年点検は、排気量に関係なく全てのバイクが対象になります。250cc以上のバイクであれば車検時に法定点検を行ってくれますが、排気量250cc以下の場合は車検がないため、自分で点検するかバイクショップなどに委託することになります。
道路運送車両法によって、毎年、使用者は1年点検を行う義務がありますが、罰則がないため毎年点検をしている人の方が少ないのも事実……。
しかし、点検整備を怠った結果、整備不良によるバイクの故障が引き金となって思わぬ事故につながる可能性もあります。楽しくバイクに乗り続けたいのであれば、必ず1年点検を行いましょう!
具体的に何をすればいいの?
ブレーキの遊びや効き具合、ブレーキパッド(ブレーキシュー)の残量、劣化しやすいゴム製品の点検をはじめ、足回りから保安装置の点検まで、定められた33項目に沿って点検作業を行い消耗部品を交換します。オイル交換のような軽いメンテナンスから、排ガスや点火時期チェック、フレームの歪みなど、特殊な機械を使わないと計測できない作業もあります。
1年点検にかかる費用は?
バイクショップに1年点検を委託した場合は、原付クラスで〜1万円ほど、125cc〜250cc以下クラスなら〜1万5,000円前後、251cc以上クラスは1万〜2万円前後が相場となっています。なお、各バイクのコンディションによって交換が必要なパーツが異なるため、消耗部品やパーツ代金などは含まれていません。
専門的な知識と工具および時間が必要となりますが、セルフの場合はインターネットで安いパーツや消耗部品を購入することで、費用を抑えることもできます。(作業代がかからないので)
迷ったらバイクショップに任せるのが一番!
きちんとしたバイクショップ(国の認証を受けた整備工場など)に依頼すれば、法定点検で定められた33項目に沿ってしっかりと点検してくれるので、”安心”を買うことができます。自分で点検整備することに自信がないのであれば、迷わずバイクショップに任せましょう!
メンテなんて面倒臭いしお金がかかる…なんて思わずに、定期的な点検整備をすることで故障のリスクを抑えることができるほか、愛車に長く乗り続けられます。
1年点検の未実施に罰則規定こそないものの、やはり法律で定められた義務ですので毎年必ず行いましょう。それがライダーの責務です!