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先日、老舗のオートバイメーカー「AJS」についてお話しさせていただきましたが、日本でもAJSのバイクを購入することができるのはご存じでしょうか?
そこで今回はAJSのラインアップの中から、1950〜60年代の英国バイクを再現したカフェレーサースタイルの「Cadwell125」をご紹介いたします!
125ccの英国カフェレーサースタイル「Cadwell125(キャドウェル125)」
AJS「Cadwell125(キャドウェル125)」は往年の英国カフェレーサースタイルを現代に再現したモデルです。エンジンは125ccと小排気量ですが、全長が2,040mmもあるので250ccと同等の車格を持ち合わせています。
シート高は740mmなので足付き性は抜群に良く、重量は約116kgと軽量に仕上がっているので取り回しやハンドル操作も楽々行うことが可能。
(※参考値:ホンダ・GB250クラブマン=全長2090mm、シート高755mm)
なにより、新車でありながらビンテージルックなシルエットとシックなカラーリングが、現代のバイクにはない魅力を放っていますね。
また、燃料供給装置はキャブレターとフューエルインジェクションの2タイプが用意されており、カラーもシルバーとブラックから選ぶことができます。
トップブリッジ上部にクランプされたセパレートハンドル、2連アナログ式のスピード&タコメーターがクラシカルな雰囲気を醸し出しています。
ロッカーズよろしく、できればセパハンはトップブリッジ下部に取り付けたいところ。
カフェレーサー好きから高い人気を誇る通称”AJSタンク”。カフェレーサーのスタイリングを決定づける重要なパーツですね。
また、燃料タンク容量は11.2Lを確保しており、燃費も1Lあたり35〜45kmほどなので、ロングツーリングでも給油タイミングにハラハラすることは少ないでしょう。
シンプルな空冷単気筒 OHC 124ccエンジンに5速ミッションのセットアップ。エンジンカバーにはAJSの刻印が刻まれています。
なお、最高出力は7.4kW/9,000rpm、トルクは9.5Nm/6,500rpmを発揮。原付二種クラスの中でも力強く吹け上がりの良いエンジン特性です。
エキパイ、リバースコーンサイレンサーともに腐食に強いステンレス製。排気量125ccですので図太いエキゾーストノートではないものの小気味良いサウンドを響かせます。
タンクからシートカウルまでのホリゾンタルラインしかり、赤色のシートステッチやゴールドのオーナメントロゴなど、正統派カフェレーサーとしてのツボが全て押さえられています。
AJSのバイクは全国各地の代理店で購入することができます。大阪のモーターガレージグッズでは、追加でカスタムオーダーも受けており、ハンドルや灯火類の変更に加えキャリア製作なども相談可能です。自分好みの理想の一台を仕上げたい方には嬉しい限りですね。
さて、AJSのランアップには今回紹介したキャドウェル125以外にも、スクランブラータイプのモデルやスクーターもありますので、追ってご紹介いたします!
Cadwell125(キャドウェル125)のスペック
エンジン型式 | 空冷4サイクルOHC単気筒 |
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排気量 | 124cc |
最高出力 | 7.4kW@9,000rpm |
カラー | シルバー、ブラック |
全長×全幅×全高(mm) | 2,040×720×1,060 |
ホイールベース(mm) | 1,330 |
シート高(mm) | 740 |
スターター | セル/キック併用 |
変速機 | 5速 |
燃料タンク容量 | 11.2L |
タイヤサイズ | 前:110/70-17、後:130/70-17 |
価格(税込) | キャブレター仕様=39万3,800円 FI仕様=41万5,800円 |