2022年に行われた東京オートサロンで大きな注目を浴びた超豪華なエングレービング(彫金)のバガーは、岐阜県を拠点に活躍しているIRON PADDOCK(アイアンパドック)によって製作されたもの。

また、眩いばかりの3Dメタルペイント＆エングレービングは、ROHAN / IZAWA ART DESIGN(ローハン/イザワアートデザイン)の名でお馴染みの凄腕ペインター井澤孝彦氏の手によって仕上げられたアイアンパドックとの共同作品。ボディ全体へのエングレービング加工やメタル塗装が施され、伝統工芸のような気品と風格を纏っています。

ローハン井澤氏による超豪華なエングレービングバガー

こちらのオーナーは30代で初めてハーレーを購入し、短い期間乗った後すぐにアイアンパドックへフルカスタムを依頼。

車両製作には約1年が費やされ、ローハンの特殊塗装でさらにもう1年。合計2年もの製作期間を経て唯一無二の極上バガーが完成しました。

眩く光る外装もさることながら、スクリーミンイーグルのハイカムにオリジナルのシャークサイドマフラーを装着し、仕上げはパワービジョンブルズスペシャルチューニングで走りもモンスター級となっている。

迫力満点のパフォーマンスマシン製26インチホイール

アイアンパドックといえば驚愕のフロント34インチホイールを導入したハーレーカスタムをも製作する凄腕カスタムショップだが、このカスタムマシンのためにセットされたPM(パフォーマンスマシン)製の26インチホイールの迫力も負けていません。

なお、ディスクローターとキャリパーも同じくPM製のメガブレーキキットを装着。安心のストッピングパワーを確保しています。

存在感と高級感を放つ圧巻のフロントフェアリング

アイアンパドックがワンオフエッジ加工を施したフロントフェアリングも、びっしりとエングレービング加工で仕上げられています。もはや高級腕時計のような印象。

ちょうどいい高さの14インチアップハンドルバーはアイアンパドックのオリジナル。外装だけにとどまらずインナーパネルまで3Dメタルペイントが施される贅沢ぶり。

なにより、ストレッチ加工されたガソリンタンクとオリジナルのコンソール、サイドカバーを結ぶ美しいラインも見どころです。

迫力のリア周りはもちろんアイアンパドックのオリジナルパーツであるシャークバガーキットに換装。2インチロング加工が施されシャープなデザインへと昇華している。

ここまで作り込まれたカスタムマシンをたったの1年で仕上げてしまうアイアンパドックの製作スピードと技術もさることながら、全ての外装に3Dメタルペイント＆エングレービングを施した、ローハン/イザワアートデザインの偉大さが感じられる作品と言えます。