メルセデスベンツのチューニング&カスタマイズで知られるBRABUS(ブラバス)とKTMのコラボレーションにより、丹念な作り込みが実に秀逸な限定モデルが誕生しました！それでは、1,301ccの水冷Vツインエンジンを搭載した「ブラバス 1300R Edition 23」をご紹介していきましょう。

ブラバスはオーストリアのメルセデス・チューナー！

ブラバスはバイク好きにはあまり知られていませんが、メルセデス好きの方にとっては憧れの存在であるメルセデスに特化したチューナーです。あのGクラスもブラバスの手に掛かればご覧の通り！

ちょっと上品でそれでいてワイルドに仕上げられています。チューナーというからにはエクステリアを変更するだけでなく、もちろんパフォーマンスアップもお手の物。

なお、街中で走っていると、強烈なオーラを放っていて自然と車間距離をあけてしまうこと間違いなし。

さらにブラバスの母国オーストリアでは、ご覧のようなクラシック・メルセデスもフルレストアして販売されています。

このようにブラバスは、技術力とステイタスが頭一つも二つも抜けたメルセデス・チューナーです。

KTMとブラバスのコラボで生まれた「ブラバス 1300R Edition 23」

そんなブラバスが同じくオーストリアに本拠地を置くKTMとコラボして生まれたのが「ブラバス 1300R Edition 23」ですが、そのベースとされたのはKTMネイキッドシリーズのフラッグシップモデル「1290 SUPER DUKE R EVO」。「1290 SUPER DUKE R」に次世代型WP製 APEXセミアクティブサスペンションを装備し、電子制御テクノロジーを更に強化したモデルです。

LC8と呼ばれる名機1,301cc水冷Vツインエンジンを搭載しており、最高出力は180馬力、最大トルクは140Nmを発生します。

そしてこちらが「ブラバス 1300R Edition 23」です。一見するとカラーリングをモノトーンへとカラーリング変更したのみのように思えますが、実はとてつもなく丁寧に作り込まれているのです。

以下に、さすがはブラバス！と唸るほどに作り込まれたディテールをご紹介していきます。

「ブラバス 1300R Edition 23」は丁寧な作り込みが魅力！

まず最初に目を奪われるのはカーボンファイバー製品を多用した外装類のアップグレードです。

KTM製モデルは押しなべてシャープなデザインが採用されていますが、「ブラバス 1300R Edition 23」は丸形とされました。

またサイドパネルとエアダクトにもカーボンファイバー製品が奢られています。

シートカウルも同じくカーボンファイバー製品なわけですが、シート表皮のスムースな高級感も息をのむほどです。

一方で、秀逸なのがコントロール系へのこだわり。BRABUSがCNCを施したアジャスタブルシフトを装備しています。

このパーツだけでもいいから売ってくれ！という問い合わせが殺到しそうなほど美しい…。

フロントブレーキレバーとクラッチレバーも同じくブラバスがCNC加工をしたアジャスタブルタイプを装備しています。

前後ホイールにはモノブロックZ鍛造ホイールを装備。最先端の製造プロセスとプラチナブラックの仕上げにより、特徴的なエクステリアと最高の強度を手に入れています。

排気系もブラバスのオリジナル。デュアルパイプスリップオンエキゾーストが重厚なサウンドを奏でます。

「ブラバス 1300R Edition 23」は世界限定290台の販売！

カラーラインナップはご覧の2色。スーパーブラックとステルスグレー。各145台、合わせて290台が限定発売されます。価格は4万2,500ユーロ(約606万円)とのことですが、この仕上がりならむしろ適価、いや安価にすら思えてきます。

※残念ながら日本では未発表となっています。

「ブラバス 1300R Edition 23」のスペック