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新年度を迎え、新しい環境に変わることでストレスを感じる方も多い季節。3年を超えるコロナ禍を経て、リアル出社とリモートワークのハイブリッドという職場環境や、変わらずマスクを着けたままでの初対面など、以前よりも新しい環境や人間関係への適応が難しくなっているかもしれません。
しかし、そんな時こそバイクという非日常的な体験をすることで心身ともにリフレッシュしてみるのはいかがでしょうか。
そこで今回は、株式会社ユーグレナが、20代~60代の働く男女1,000人を対象に、会社での新しい仕事や人間関係に対するストレスの有無やその対処方法について調査した結果が出ていますので、ライダー向けに変換しながらご紹介いたします!
8割の人が職場環境の変化にストレスを感じている
このグラフをご覧いただくと、約8割(79.1%)の方が「新しい仕事や人間関係にストレスを感じた経験がある」と回答しています。特に新しい仕事と人間関係の両方にストレスを感じている人の割合は半数です。一方、ストレスをあまり感じていない人は全体の1/5にあたる21%でした。
今回は新社会人向けのアンケートでしたが、今年入学したばかりの学生も人間関係などで何らかのストレスを感じている方も多いことでしょう。
では、「どのようにストレスを緩和・解消しようと努めたか?」という問いに対して多かった回答は、「苦手な人と極力接点を持たないようにする」(210人)、「好きなものをたくさん食べる」(197人)、「仕事以外で楽しみな予定や関心事を作り、そのことを考えてがんばる」(191人)、「睡眠時間を確保する」(177 人)、「休日のスポーツ、趣味などを積極的に行う」(162人)でした。
つまり「バイクに乗る」という行動は、3位の「仕事以外での楽しみや関心事を作る」や5位の「休日のスポーツ、趣味」などの項目に該当し、ストレス緩和のための有効な手段なのではないでしょうか。
もしかしたら自分も5月病予備軍かも!?
そして気を付けておきたいのが、これからの季節になるとよく耳にする「5月病」です。医学的には5月病という病名はありませんが、4月に大きな変化が起こり、精神または身体的にストレスを抱えることで気分が落ち込み、無気力、不安定な状態になり、「抑うつ状態」になってしまうことなどが主な原因です。
いつ誰が発症するか分からない「5月病」の予防策について、精神科医である市川メンタルクリニック院長の芦澤裕子先生は以下のように解説しています。
【監修】芦澤裕子先生 精神科医・市川メンタルクリニック 院長
日本睡眠学会認定医、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、指導医。心療内科、精神科のクリニックにて精神障害、睡眠障害などの治療にあたる。「心やすらぐ、ぐっすり眠れる夢の絶景カレンダー」「GOOD SLEEP BOOK 365日ぐっすり快適な 眠りのむかえ方」(翔泳社)監修。
市川メンタルクリニック 千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル11F
https://www.ichikawa-mental.jp/
5月病になりやすい人の特徴
下記の項目のうち、2項目以上当てはまる人は5月病になる可能性が高いので、精神的ストレスや肉体疲労を少しでも減らせるように、ライフスタイルを見直して改善できるよう工夫しましょう。
□完璧主義である
□この春、仕事や家庭において大きな人間関係の変化があった
□勤務時間が1日10時間以上の日がほとんどである
□リモートワークであまり日中外出しない
□1日中スマートフォンやPCなどを見ている
□愚痴を言う家族、同僚、パートナーがいない
□寝不足と感じる日が多い
□糖質や脂質に偏った食事など、栄養バランスの悪い食事をすることが多い
□お酒を頻繁に飲んでいる
□軽い運動もする習慣がない
少しでもストレスを緩和・解消する方法
人とのコミュニケーション
現代的な働き方として一般的となっているリモートワークですが、家から出ないことでコミュニケーション不足となり、相手に対してうまく話が伝わらず自信喪失から5月病を患う可能性もあります。プライベートの時間も大切ですが、そんな時こそ気の許せる家族や友人に些細な話を聞いてもらうだけでも改善が見込めます。
睡眠の質や量が重要
ストレスと睡眠は密接な関係があり、寝不足が続くことで自律神経や脳神経が何らかの理由でうまく機能せず、抑うつ傾向が強まることがあります。充分な睡眠時間を取って”睡眠の質や量を上げる”よう心がけましょう。また、人間の概日リズム(生体リズム)も重要で、朝の起床時刻を一定にし、午前中に光を一定時間浴びることで、自律神経や脳神経の正常化に役立つホルモン、セロトニンの正常な分泌にも役立ちます。
食生活の改善
ストレス解消法として「好きなものをたくさん食べる」という声が第2位でしたが、美味しいものを食べることでも同様に”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンが分泌されます。睡眠の質を改善するにはタンパク質、ビタミンB6/B12、トリプトファン、鉄、GABA、グリシンを摂取することが大切で、肉や魚、貝類、豆腐や納豆などがおすすめです。また、ユーグレナにはこれらの栄養素が豊富に含まれており、臨床試験でも睡眠への満足度の向上が報告されています。ユーグレナはドリンクやサプリメントとして手軽に摂取できるのでサプリメントを活用してみるのもよいでしょう。
適度な運動とタイミング
運動は疲労回復や入眠を促進するだけでなく、血流を改善して思考力や仕事の集中力・意欲を高めてくれるため、5月病リスクの軽減が期待できます。午前中に屋外で15分、ほんのり汗をかく程度の軽い運動が効果的です。
ぬるめの半身浴
身体内部の温度が下がると副交感神経が優位になり入眠が促進されます。春夏の暖かい季節は、就寝前1時間前までにぬるめのお湯で20分ほど半身浴をすることで深部体温を下げ、入眠しやすくなるでしょう。
就寝前のスマホ・PC操作はNG
ブルーライトは睡眠リズムを崩すことがわかっており、できれば夕方以降にはブルーライトを浴びないようにすることが望ましいです。また、寝る前にネットサーフィンをすることで交感神経が優位になり、入眠の際に必要な副交感神経が働かなくなることがあるため、なかなか寝付けなくなってしまいます。
バイクでツーリングに出かけよう!
大型連休だからといって予定を詰め込み過ぎると逆に疲れを引き起こしたり、楽しすぎて充実した時間を過ごしすぎると仕事復帰後のギャップで気分が沈んでしまうリスクもあります。
過度に予定を入れることなく、さらにバイクに乗って、気の合う友人や家族とのロングツーリングや、近場をソロで軽く走ることで心身ともにリフレッシュ。そして夜はスマホを長時間見ることなく眠る。そんな連休の過ごし方で、五月病に打ち勝ちましょう!