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中国市場で「X 350」・「X 500」を続けざまに発表した直後の今、ハーレーダビッドソン本社が「2023年6月7日に2車種のCVOを世界初公開する」と発表しました。
ここではその登場予定の2モデルの概要をご紹介しつつ、来る2023年6月7日(水)に備えて「CVOとは何なのか」について復習しておきましょう!
「CVO」はハーレー純正のファクトリーカスタムモデル!
まずはCVOの復習から。CVOというのは、”Custom Vehicle Operations”の頭文字。1997年にWGダビッドソンが中心となって始めた、いわゆる純正カスタムシリーズのこと。私たち日本人から見るとハーレーは大排気量モデル一本で生き抜いている小規模メーカーですが、実際には世界有数の販売台数を誇ります。そのため企画における自由度は下がりつつありました。
そこでハーレーが有する技術や技法を投入したプレミアムなモデルを少数でも作ろうと企画されたのがCVOシリーズ。
その象徴が、ちょうど先日発表されたばかりの120周年記念モデル群「アニバーサリーコレクション」のなかの1台として発表された「CVO ロードグライド リミテッド アニバーサリー」と言えましょう。
たたでさえ特別なアニバーサリコレクションですが、この「CVO ロードグライド リミテッド アニバーサリー」には、ハーレーダビッドソンがこれまでに提供したモデルの中でも非常に複雑な塗装スキームが採用されています。
遠目では赤・黒のカラーリングのように見受けられますが、目を凝らしてみると「アニバーサリー ブラック」をベースコートとした上に、特別色である「エアルームレッドフェード」が上塗りされています。また鮮やかなレッドピンストライプ、ハンドペイントのゴールドスカラップが目を引きます。
ということでCVOとはハーレー純正カスタムバイクのこと。それも極めて特別かつプレミアムなのです。
CVO ロードグライドの概要
ここからは2023年6月7日(水)に発表される2モデルを紹介していきます。
最初は「CVO ロードグライド」、新型の「ミルウォーキーエイトVVT 121」エンジンが最注目です!VVT(可変バルブタイミング機構)により、更なるパワーアップはもちろんのこと、排気ガスのクリーン化も可能になります。SDGsの観点からも期待が膨らみますね!
また、公開された画像からも分かりますが、ハイスペックな足回りが採用される模様。現在は新型サスペンションの採用のみが公表されていますが、ホイールも良い感じではないでしょうか。また、新型のインフォテインメントシステムが採用されるそうです。
「CVO ストリートグライド」の概要
もう1台は「CVO ストリートグライド」です。こちらも「CVO ロードグライド」と同じく、新型の「ミルウォーキーエイトVVT 121」エンジンを搭載するほか、新型サスペンションと新型インフォテインメントシステムが採用されるそうです。
CVO ならではの 2 種類の塗装・仕上げも息をのむ美しさで、限定モデルとしての品格を強調します。
とオフィシャルで発表していますので、そのカラー&グラフィックのクオリティも期待できます。
ということで今回は「CVO」とは何かを復習しつつ、6月7日発表予定の2モデルの概要をお伝えしました。新エンジンとサスペンション、そして豪華なグラフィックを誇る、魅力的なモデルみたいです。ハーレーフリークの皆さん、初公開されるその日が楽しみですね!