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ホンダが誇る長寿モデルといえば、多くの方々が「スーパーカブ」シリーズを思い浮かべるでしょうが、実は「モンキー」も稀に見るロングセラーモデルです。
初代モンキー「Z50M」の登場は1967年です。そして、今回登場した「モンキー 125」2024年モデルは、そんな初代へのオマージュが随所に散りばめられた力作となっています。
初代モンキー「Z50M」はチェック柄シートを装備していた!
さてさて、2024年モデルをご紹介する前にご覧いただきたいのが初代モンキーこと「Z50M」です。その源流となったのは、今は亡き多摩テック(ホンダの子会社が運営していたモータースポーツをテーマにした遊園地)の遊具として開発された「Z100」。この「Z100」をベースにレジャーバイク「CZ100」が開発され、輸出されました。
そして「CZ100」をベースに開発されたのが初代モンキー「Z50M」で、国内でも発売されました。ハンドルとシートを畳むとクルマのトランクに入れて運ぶことができるコンパクトサイズながら、当時としては高性能かつ圧倒的に信頼性の高い4ストロークSOHCエンジンを搭載。
そして、キュートなチェック柄シートを採用し、レジャーバイクでありながら異例の走行性能を持たせ、国内外で人気モデルとなりました。
「モンキー 125」はチェック柄シートとフレーム&スイングアーム同色ペイントに注目!
そしてこちらが今回発表された「モンキー125」2024年モデルです。
2021年9月から発売された2022年モデルでは5速リターンのトランスミッションが採用されていますが、2024年モデルでは機能面での変更はありません。
注目していただきたいのはチェック柄シートです。これは「Z50M」時代のモンキーを彷彿とさせるデザインが採用されています。
また、主体色となるカラーリング(写真のカラーではレッド)はフレームとスイングアームを中心に配色されています。リアサスペンションスプリング、フロントフォークアウターも主体色と色調を合わせ、車体全体としての一体感を持たせています。
「モンキー 125」は3色展開!
「モンキー 125」は3色展開されており、ここまでに紹介した“パールネビュラレッド”のほかに2色があります。
ご覧のモダンな印象のモノトーンカラーは“パールシャイニングブラック”です。
それに対して、ポップでアクティブな印象を与えるのは“バナナイエロー”で、計3色展開となっています。どのモデルもチェック柄シートとフレーム、スイングアームが同色ペイントされています。どのカラーも魅力的で迷ってしまいそうですね!
発売日は2023年9月21日(木)で、車両本体価格は44万円(税込)です。
エンジン型式 | 空冷 4ストロークSOHC |
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排気量 | 123cc |
最高出力 | 6.9kW / 6,750rpm |
最大トルク | 11Nm / 5,500rpm |
車両重量 | 104kg |
全長×全幅×全高(mm) | 1,710×755×1,030 |
最低地上高(mm) | 175 |
シート高(mm) | 776 |
変速機 | 5速リターン |
燃料タンク容量 | 5.6L |
タイヤサイズ | 前:120/80-12 65J、後:130/80-12 69J |
カラー | パールネビュラレッド、パールシャイニングブラック、バナナイエロー |
車両本体価格(税込み) | 44万円 |