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アメリカ最古のモーターサイクルメーカーとして復活を遂げ、すっかり日本でも定着したインディアン。
今回の東京モーターサイクルショーでは、日本にわずか25台のみが入荷する特別な「FTR」と、昨年ラインナップに加わり一躍人気モデルへと駆け上がった「スポーツチーフ」が注目を集めていました!
「FTR × RSD スーパーフーリガン」は日本に25台のみ入荷
最初にご紹介するのは、日本で初公開された「FTR × RSD スーパーフーリガン」です。世界限定300台で、日本にはわずか25台のみが入荷するという極めて貴重な限定モデルです。
ご説明くださったのは、インディアンモーターサイクルの日本総代理店を務めるポラリスジャパンのマーケティングスペシャリスト 伊庭武臣さん(以下:伊庭さん)。
「モデル名に付されたRSDとはローランド・サンズ・デザインのことです。「FTR × RSD スーパーフーリガン」とは、インディアンとRSDとが10年にわたってアメリカで人気のスーパーフーリガンレースシリーズ参戦を通じて培った技術と精神を形にしたものです」
「2022年と2023年に「FTR」が成し遂げたシリーズ連覇を称えるため、フロントゼッケンプレートとサイドカバーにナンバー1をあしらっています」(伊庭さん)
ベースとされたのは「FTRカーボン」だから、その圧倒的なハイパフォーマンスと高機能は折り紙付き!123馬力&120Nmを発揮する水冷の1,203ccVツインエンジンを搭載しており、車両重量はわずか223kg。前後の足回りは信頼の置けるオーリンズ製品、ブレーキはブレンボ製品を採用しています。
「限定モデルにふさわしく、アクラポビッチ製マフラー&カーボン製ヒートガードを装備しています。
またオイルキャップ、ラジエーターキャップ、バーエンドウェイトにはGills Tooing製品を採用することでフーリガンスタイルに仕上げています」(伊庭さん)
これで車両本体価格325万円(税込)とのことですから、お買い得と言えそうです!
「スポーツチーフ」からは引き続き目が離せない!
「FTR × RSDスーパーフーリガン」とともにステージ上に展示されていたのは昨年発売されて人気モデルへと駆け上がった「スポーツチーフ」をベースにしたカスタムバイクです。
「インディアンモーターサイクルがグローバルに展開しているカスタムプロジェクトのFORGEDで日本から初めて採択された、HUMONGOUS CUSTOM CYCLESの小松勇仁氏の作品です。
基本構成には手を加えず、ウインドシールドは短くカットして全体的に低重心に仕上げていただきました。ブラックのボバーシートも良く似合っていますよね。ガソリンタンクはノーマルをベースに加工したものです。
ディテールをブラックで統一している点などは、一般の方がカスタムする際に参考になるのではないでしょうか」(伊庭さん)
こちらが「スポーツチーフ」の市販モデルで、いわゆるパフォーマンスクルーザーです。
搭載するのは1,890ccの空冷Thunderstroke 116エンジン。この空冷エンジンの造形美も「スポーツチーフ」の魅力です。このエンジンが162Nmもの大トルクを3,200rpmで発揮するため、高トルクを活かした走り=クルージングを楽しめます。
スポーツをモデル名に与えられたモデルに相応しく、機能パーツにハイパフォーマンスパーツを奢っているのも「スポーツチーフ」の特徴です。
フロントフォークには48mm径のKYB製倒立タイプ、リアショックにはFOX製ピギーバッグを装備。フロントブレーキはブレンボ製の4ピストンキャリパー+320mmフローティングローターを組み合わせています。
走りを楽しめるパフォーマンスクルーザー「スポーツチーフ」の車両本体価格は330万円(税込)から。決してお求めてやすいお値段ではありませんが、小松氏のカスタムバイクを見た後だと夢が膨らんでしまいますね!
ということでインディアン・ブースからは、限定25台入荷の「FTR × RSDスーパーフーリガン」と「スポーツチーフ」をお届けしました!