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1903年にモーターサイクル製造に乗り出したスウェーデンのハスクバーナですが、現在はKTMやガスガスと同じ「ピエラ・モビリティ・グループ」に属しており、老舗オフロードバイクメーカーとして、また北欧らしいシンプルモダンなデザインと高機能を合わせ持つロードモデルを投入して、日に日に存在感を高めています。
東京モーターサイクルショー2024のハスクバーナブースでは、フルモデルチェンジにより魅力が倍増した400ccモデルと、発売されたばかりのアドベンチャースポーツモデルを展示していました。
「Vitpilen」&「Svartpilen」がフルモデルチェンジ!
最初にご紹介するのは、普通自動二輪免許で乗れる人気の「Vitpilen 401」です。
北欧モダンのシンプルなエクステリアを有し、水冷単気筒のハイパワーエンジンを搭載した、400ccクラスには珍しいロードスポーツモデルです。
説明してくださったのは、ハスクバーナの輸入販売を行うKTMジャパン マーケティングマネージャーの成田裕一郎さん(以下:成田さん)。
「弊社はKTMとともにハスクバーナも取り扱いいたしますが、両社のキャラクターはまったくの別物です。
これはハスクバーナというメーカーが長年培ってきたセンスによるもの。KTMの高品質・高性能を上手く活用しながら、独自のセンスで上品かつユニークなモーターサイクルに仕上げています」
「2024年モデルで人気モデルの「Vitpilen 401」はフルモデルチェンジを受けました。
新しいスチール製トレリスフレームと鋳造アルミニウム製スイングアームは、人間工学に基づいて改良されて敏捷性が向上し、より魅力的なライディングエクスペリエンスを実現します」(成田さん)
「エンジンは前モデルよりも軽量化されています。低回転域から豊かなトルクを発生し、必要な時に最適かつ十分なパワーを保証します。最高出力は33kW、車両重量は154.5kg。また、倒立フロントサスペンションは同グループ所属のホワイトパワー製品を採用しています。
KTM製モーターサイクルと同様に、数多くの電子制御機能やBluetooth 接続機能を備えています。今まで以上に自信をもってオススメできるモーターサイクルに仕上がっています」(成田さん)
「Vitpilen 401」をベースにスクランブラーに仕立てた「Svartpilen 401」も、同様にモデルチェンジされました。
こちらはワイヤースポークホイールとブロック調パターンのタイヤを装備しています。タンク上部のラックがオフロード気分を高めてくれますが、主眼を置くのはストリート。特に街中では軽量な車体とトルクフルなエンジンの組み合わせが生きてきそうです。
車両本体価格は両車ともに79万9,000円(税込)と、国産の400ccと相違なくリーズナブルな価格も魅力的ですね!
「Norden 901 Expedition」は“そのまま冒険”に行ける仕様!
最後にご紹介するのは「Norden 901 Expediton」の2024年モデルです。
「ベースとされた「Norden 901」は2022年3月に、そして「Norden 901 Expedition」は2023年6月に日本で発売を開始した、新しいアドベンチャースポーツモデルです。
排気量889ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載しており、ロングストロークのホワイトパワー製サスペンションを装備しているなど、オフロードでの走行性能が極めて高い仕様になっています。
そして「Norden 901 Expedition」の自慢は、“そのまま冒険”に出かけられる充実した装備です。ガード類、ヒートシート、グリップヒーター、センタースタンドなどを標準装備しています」(成田さん)
こちらの使い勝手の良さそうなサイドバッグも標準装備です!
サイドバッグなどは市販品も少なくないが、純正品は信頼性の高いマウントとともに使えるため、安心感が違いますね。
車両本体価格はスタンダードモデルの「Norden 901」が185万9,000円(税込)に対して、「Norden 901 Expedition」は205万9,000円(税込)です。購入を検討している方であれば、充実したフル装備を考えると「Norden 901 Expedition」はお買い得と言えましょう。
以上、ハスクバーナ・ブースから、フルモデルチェンジを受けた「Vitpilen 401」&「Svertpilen 401」、フル装備されたアドベンチャースポーツモデル「Norden 901 Expedition」をご紹介しました!