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最近グルメシーンで注目を集めているクラフトビール、ビールを専門に扱う専門店も増えていますが、皆さんは、「FAT TIRE」というビールをご存知でしょうか。
今回は、乗り物好きなら一度は飲んでおきたい(話のタネとしても!)ビールをご紹介いたします。
アメリカ西海岸ではすでに有名なファットタイヤとは?
今回紹介する「ファットタイヤ」は、アメリカのコロラド州フォート・コリンズにあるニュー・ベルギー社が醸造するビールです。
種別でいうとアンバーエールで、大枠でいうと”ペール・エール(IPA)”の仲間です。モルツや一番搾りのような、いわゆる日本でビールと呼んでいるピルスナーよりもペールエールの方が香りが強く、苦くて味が濃いです。アンバーエールはそのIPAの兄弟のようなもので、より麦風味が強く、香りは控えめなのです。
ファットタイヤの話に戻りますが、このビールはコロラド州やアリゾナ州では、すでに結構人気があるのですが、日本でお目にかかることはほぼ無いですね。
ちなみにラベルに「ニューベルギー」とかいてあるのですが、それは会社名であって、あくまでもアメリカ産です。
ビール評論家も高評価の隠れた名作
コロラドで作られるビールは、ロッキー山脈の麓から湧き出るミネラル豊富な水を使用しているため、のどごしの良いビールが多く、定評があります。
アメリカのビール評論家で世界的に有名なボブ・クライン氏も高評価を与えています。
ちなみにこのラベルに描かれたタンクバイクがファットタイヤの名前の由来となった自転車です。創業者のジェフ氏がベルギービールに憧れ、この自転車に乗ってベルギー国内の醸造所をまわる旅をした逸話が残っています。(と、長い歴史があるように書いてますが、ニューベルギー社は1991年創業…)
日本ではほとんど見かけないビールですが、アメリカ(主に西部)ではとても人気のあるビールなので、酒屋さんで見かけた際は即買いしても良いビールでしょう。
「うちにファットタイヤあるから飲みに来る?」と友人を誘えば、聞き返されること間違い無しですね!