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ぱっと見は、カワサキの旧車。往年の名車「KZ1000」に似ている。が、エンジンをよく見てみると…ショ、ショベル!
その名も「Shovelhead KZ(ショベルヘッドKZ)」
そう、実はこのバイク、ハーレーダビッドソンがかつて採用していたエンジン、ショベルヘッドを搭載した1979年式FLなのだ。その名もずばり「Shovelhead KZ(ショベルヘッドKZ)」。アメリカ・カリフォルニアのビルダーNoise Cycles(ノイズ・サイクル)が製作したこのバイクは、アメリカンモーターサイクルの代名詞ハーレーを、日本が誇るスポーツバイクにカスタムしちゃったわけ。
ご存じの方も多いと思うが、ショベルヘッドは、ハーレーOHVの第三世代となるエンジンで、1957年から1984年のエボリューション投入まで使われたものだ。その美しい造形は未だに人気で、搭載されたモデルは世界中に多くのファンがいる。
各部に日本車用パーツを投入
それをKZ風にカスタム…でも、けっこう似合っているのが意外だ。搭載しているパーツには、各部に日本車用を投入している。ヤマハRD350用フューエルタンク、カワサキ製ヘッドライト、オリジナルのリヤカウル内に装備したテールライトはホンダ製、フロント18インチホイールはホンダ・ゴールドウイング用を流用などなど。ちなみに、リヤのディッシュホイールは、ハーレー用だ。
それ以外のカスタムは、マフラーがNoise cyclesオリジナル。Billtwell製スロットルやワンオフのハンドルなども装着。ボディやタンクのカラーは、カスタムペインターのMatt Ross Customが担当。飽きが来ない、ブラック&ゴールドの色合いも、このバイクに絶妙にマッチしている。
ショベルヘッドの意外なカスタム手法でありながら、やりきっているためか、かなりカッコイイ1台。
さすが、自由な発想が得意なアメリカのビルダー。目からウロコだ。
参考 – Noise Cycles’ Harley Shovelhead Drips With 70s Style(BIKEEXIF)