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「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】

「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】

欧米でも人気が高いスズキ・GSXーRシリーズ。特に、1000や750などの輸出専用スーパースポーツは、現地で「ジクサー(GIXXER)」の愛称で呼ばれているほどの高い人気を誇る。

まぁ、ファンならば、ここまでは周知の事実。では、その名前を”まんま”付けたバイクが、インドで大人気なのもご存じだろうか?

2015年インド バイク・オブ・ザイヤー

「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】

2016年3月25日〜3月27日、東京ビッグサイトで開催されている「第43回 東京モーターサイクルショー2016」のスズキブースには、なんと2015年にインドのバイク・オブ・ザイヤーで13部門を獲得した大ヒットバイクを参考出品。

155cc空冷エンジンを搭載したスポーツモデル、その名も「ジクサー(GIXXER)」だ。

燃費もいい空冷シングル

スズキの現地法人、スズキ・モーターサイクル・インディアで製造されているこのバイク。現地での人気の秘密は、まずスタイル。国内のGSR250やハヤブサの1,300ccエンジンを搭載したB-KING(輸出専用車)をイメージした、流行のストリートファイター・スタイルを採用。

ヘッドライト一体型の小型フロントカウルやエッジが効いたシートカウルなどを採用する。

「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】

燃費がいいのも現地でウケている理由だ。ガソリンが高く、環境に対するライダーの意識も高いインドでは、燃費の善し悪しがセールスにかなり影響する。「ジクサー」が採用する空冷単気筒155ccエンジンには、燃焼室形状を最適化し、メカニカルロスを低減したSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)を採用。

十分な走行性能を持ちつつも、インドの測定モードで64.15km/Lという高い燃費性能も発揮する。

「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】

国内でも、タイやインドネシアなどで生産した125ccスクーターや、250ccスポーツバイクの人気はかなり高くなってきている。価格次第では、インド製バイクも十分ヒットする可能性は大。ショーの反響次第だろうが、国内販売の可能性は十分あるのでは?

SV650のカフェレーサーも登場

「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】

スズキで、もうひとつ気になったのが「SV650 RALLY CONCEPT(ラリーコンセプト)」だ。

ホンダの記事でも書いたとおり、今年は多くのメーカーで”カフェレーサー”をイチオシ。そんな中、スズキが出したのは、2016年ブランニューとして、久々の復活を果たした「SV650」(下)がベースのコンセプトモデルだ。

「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】


グラディウス用V型ツイン(2気筒)エンジンを搭載した、ネイキッドスポーツが「SV650」。それに、新たにヘッドライトにプロテクションガードとフォグランプを装備する。

「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】

これは、欧米で人気が高い舗装路の峠道を走る競技、”ターマックラリー”をコンセプトにしているためだ。

デザインを担当した、スズキ二輪事業部デザイン課の吉川友章さんはこう言う。

「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】

「フォグの追加やヘッドライトのガードは、常に状況が変わるストリートの路面を確実に照らすという目的からです。“スズキのバイクは走ってナンボ”。だから、まず機能が大切。それをデザインに落とし込んむ、“機能美を追求”したデザインです」

「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】
「ジクサー」ってスズキGSX-Rの愛称だよね? いえ、インド製155ccバイクです【東京モーターサイクルショー2016】

他にも、低いセパレートハンドルやレーシーなシングルシートを採用。老舗マフラーメーカー・ヨシムラ特製の右2本出しマフラーは、レトロなスタイルながら出口にパンチングメッシュを装着し最新トレンドも投入。

サイドカウルには「ラリーコンセプト」というカタカナロゴも採用、最近欧米で人気が高いカタカナを入れることで、ジャパンメイドであることも強調する。

今回、数多く出展されたカフェレーサーの中では、間違いなく個性的であることは間違いなし!

「SV650」の別バージョンとして、販売してみません? スズキさん。

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