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『50周年スペシャルが発売される!モンキーの歴史を2分で知る(前編)』ではモンキーのご先祖様からリジッド時代までのモンキーを、『50周年スペシャルが発売される!モンキーの歴史を2分で知る(後編)』では、リアサスペンションが装備されたモデルからFI化された現行モデル、数々のスペシャル・エディションを振り返りました。
今回は、モンキーの歴史「番外編」として、純粋なモンキーではないけれどモンキーの仲間に入れてあげたいモデルをご紹介してみたいと思います。
レプリカブームに便乗して…「モンキーR」
まずは1987年にリリースされた「モンキーR」。当時大流行していたレーサーレプリカ的なツインチューブ・フレームとセパレート・ハンドルが特徴。エンジンも4.5馬力にパワーアップされていました。またフロントにはディスクブレーキを装備しており、10インチサイズのホイール(チューブレスタイヤ)と共に、純正カスタム用パーツとしても人気を誇りました。カラーはブラック/レッドとホワイト/レッドの2色展開でした。
さらに「モンキーRT」も発売
「モンキーR」発売の翌年にあたる1988年に登場したのが「モンキーRT」。「モンキーR」からアップハンドル・アップフェンダーへと変更され、リヤフェンダーが追加されています。
異常にかわいい「モンキーBaja」
レーサーレプリカだけでなく、オフロード・タイプもリリースされました。当時人気を博していたバハ-カリフォルニア・レース参戦車両をイメージさせる「モンキーBaja」。上が1991年モデルで、下はグラフィック変更を受けた1992年モデル。
オフロード・モデルのガソリンタンク・シート・シートカウル・ブロック・タイヤをそのまま小さくしたような、かわいらしいモデル。二眼ヘッドライトの本気感も雰囲気満点! こんな着せ替え的な楽しみをメーカーが提供しているのはモンキーだけでしょう!
さて、ここから先は「モンキー」というモデル名とは離れた兄弟車両のご紹介です。
モンキーの兄弟といえば「ゴリラ」
1978年にリリースされた「ゴリラ」。モンキーに比べ大容量のガソリンタンクと、前後キャリア、4速リターンのトランスミッションを装備しており、「モンキー」よりオートバイとしての走行性能を高めたモデル。残念ながら、とっくの昔に販売中止となりましたが、今でも根強いファンが多く、新エンジンを搭載しての再販が切望されています。
モンキーのイトコ「ダックス」
最後は、「モンキー」従兄弟にあたる「ダックス」。初代モンキー(Z50M)販売開始の2年後にあたる1969年にリリースされました(1981年に生産終了)。同じ横型エンジンを搭載しており、10インチホイールを採用しており、走行性能を高めたプレイバイクとなっています。
ちなみにダックスのホイールセットも、インチアップを目的とした純正流用カスタムの定番です。また、盛んに輸出されたモデルとしても有名です。
ダックスの再販モデル
こちらは1995年に再登場した「ダックス」。上記の通り、ダックスは1981年に生産中止となってしまったのですが、アウトドア志向の高まりや、レジャーの多様化に併せて、国内向けとして再販されました。
いかがだったでしょうか? 今年の年末または来年初に販売される50周年スペシャルは、一体どんなモンキーになるのでしょうか。前編・後編でご紹介したようなスペシャルカラーになるのか、はたまた今回の番外編で紹介したような特別仕様になるのか、今から妄想が膨らみます。50周年モデル発売までに貯金しなきゃ!