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梅雨が明けたら、いよいよ夏本番ですね。猛暑の中、バイクでツーリングに行くとしたら、極力、涼しい場所を目的地にしたいものです。そこで今回は、涼しくて快適に走れる、標高の高い峠道ベスト3をご紹介しましょう。
これからツーリングの予定を考えている方は、参考にしてみてください。
標高3位:麦草峠(長野県)
まず、標高の高い峠道第3位は、長野県茅野市と佐久穂町の間にある麦草峠(むぎくさとうげ)。
北八ヶ岳の丸山と茶臼山の間に位置していて、国道299号(メルヘン街道)での最高地点は、標高2,127mとなります。”国道”しばりですと、国内で2番目に標高の高い場所です。
都内から行く場合は、中央道を使うことになりますね。調布IC〜諏訪南ICで、料金は3,670円、片道250kmくらいです。峠までの道中は、勾配がキツく、道幅も狭いです。また、ヘアピンカーブも連続するので、バイク初心者、もしくは初心者を同行させる場合は、十分に気を配りたい道ですね。
標高2位:渋峠(群馬県)
標高の高い峠道第2位は、群馬県吾妻郡中之条町と長野県下高井郡山ノ内町の間にある渋峠(しぶとうげ)です。横手山と白根山の間を通過する峠で、標高は第3位麦草峠よりもさらに高い2,172m! ”国道”しばりですと、国内で1番標高の高い場所となります。
この高さですから、当然、夏でも気温が20℃を超えるようなことは滅多にありません。早朝などは10℃を下回ることもあり、夏のライディングスポットとしては最適ではないでしょうか。なお、毎年11月上旬から4月下旬までは、雪のため閉鎖されてしまうので、まさに夏期限定のツーリングスポットと言っても差し支えないでしょう。
都内から行く場合は、関越道を使います。練馬IC〜渋川伊香保ICで、料金は2,510円。渋川伊香保ICを下りてからは、草津方面を目指して走れば渋峠に着きます。片道220km程度なので、都内近郊の方が向かうなら、日帰りツーリングに向いていると思います。
標高1位:大弛峠(山梨県)
栄えある標高の高い峠道第1位は、大弛峠(おおだるみとうげ)です。山梨県山梨市と長野県南佐久郡川上村の境にある峠道で、標高は渋峠よりも一気に200mアップの2,360m! クルマやバイクが通行できる日本最高所の峠道としても知られています。この峠も毎年11月上旬から5月くらいまでは雪のため閉鎖されます。
山梨県側からも、長野県側からも行けるのですが、長野県側は未舗装の超悪路なので、初心者にはオススメしません。山梨県側ならば全面舗装されていますので、こちらがオススメです。ちなみに、都内から向かうには中央道を使います。調布IC〜勝沼ICで、料金は2,350円。片道150km程度と、都心からのアクセスは抜群です。
標高の高い峠道ベスト3の峠道は、意外なことに、どれも都内から日帰りで行ける(群馬、山梨、長野)距離でした。これは避暑がてらツーリングするには最適なポイントではないでしょうか。なお、いずれも標高が高いだけあり、季節に関わらず大雨や落石などで、度々通行止になる可能性があります。事前に「林道通行規制情報」を調べてから向かうことをオススメします。