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ドゥカティ本社のPVより、同社のスクランブラーをベースにした2モデルの登場が予告されておりましたが、一台は「スクランブラー・カフェレーサー」でした。
そして今回は、もう一台のオフロードモデル「スクランブラー・デザートスレッド」をご紹介しましょう。
Scrambler Desert Sled
こちらが正式発表された「スクランブラー・デザートスレッド」。ベース車両は言うまでもありませんね。人気モデル「スクランブラー」です。
ベース車両のクラシカルなテイストを踏襲しているため、ライダーはラフなスタイルが良く似合いそうですが、それでいて機能性を高めることで、ガシガシとオフロードを楽しめるモデルに仕上げています。
エンジンはベース車両と同じ803cc L型ツイン。フレームはオフロード走行に備えて補強されている模様です(フレーム補強の詳細は不明)。
Desert Sledの名に恥じぬ機能性
ベース車両と同デザインのガソリンタンク。サイドのラインがクラシカルなイメージを醸し出します。
クロスバー付きのアルミ製ハンドルバーを採用しており、ハードな走りも想定しています。
倒立タイプのフロントフォークはカヤバ製。シルエットが足長となり本格的(なイメージ)です。フロントフェンダーも大型かつアップタイプとされています。
全体的に70~80年代のオフローダーを想起させるデザインです。ライトにはストーンガードを装着。よく見ると、スクランブラーのアイコンでもある”X”状のデザインですね。
リアショックも、フロントと同じくカヤバ製です。
日本でも発売されるぞ!
カラーラインアップは(ヤマハ「XT500」とみまがうような)ホワイトとレッドの2色が公開されています。そして、何とこの魅力的なモデルは日本でも発売されるのです!
すでにドゥカティ・ジャパンのウェブサイトにも掲載されており、車両本体価格はレッドが135万4,000円、ホワイトが137万2,000円(共に税込)となっています。
オシャレに、しかしガシガシとオフを走る!
この「スクランブラー・デザートスレッド」、各部の造りや排気量、それに車両重量からもわかる通り本格的なオフロードモデルではありません。写真のように、オシャレに(しかし少しハードに)オフロードを楽しめるといった性格のモデルです。
願わくばこんな車両を1台ガレージに置いておきたい!そう思わせてくれる魅力的なモデルです!
スクランブラー・デザートスレッドのスペック
- 全長×全幅×全高:2,200×940×1,213mm
- ホイールベース:1,505mm
- シート高:860mm(ローシートオプションは840mm)
- 車両重量:207kg
- エンジン種類 / 弁方式:空冷4ストロークL型2気筒 / デスモドロミック2バルブ
- 総排気量:803cc
- 内径×行程: 88.0×66.0mm
- 圧縮比: 11.0
- 最高出力:72hp(54 kW)/ 8,250rpm(日本仕様)
- 最大トルク:67Nm(6.8 kgm)/ 5,750rpm(日本仕様)