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ミラノショー2016開催前にハスクバーナがPVをリリースしていたことから、正式発表は確実視されていましたが……、やはり発表されました!
スウェーデンの老舗ハスクバーナが、今や絶滅危惧種となっているビッグシングルモデルと、それをベースにした現代的なカフェレーサーを発表しました!
カフェレーサー・コンセプト「Vitpilen Aero Concept」
まずは市販バージョンと共に発表された新しいコンセプトモデル、カフェレーサーの「Vitpilen Aero Concept」をご紹介しましょう!
後述する市販モデル「Vitpilen 401」の車体に近未来的なカウルを装着することで、カフェレーサールックに仕上げています。ノスタルジックなカフェスタイルに傾倒しすぎない、新旧融合のスタイリッシュなデザインに好感が持てます!
カウルを前から見ると、こんな感じ。蛍光カラーの差し色が精悍さを演出します。
シングル独特の細見のシェイプ。「401」ですので、エンジンはKTMの390cc単気筒となります。
スケッチも公開されていました!
この魅力的なコンセプトモデルの発売時期は……残念ながら未公表。まずは市販バージョン2車種の動きを見てからということになるでしょう。
さて続いては、市販バージョンのビッグシングルモデルをご紹介して行きます。
ビッグシングルモデル「Vitpilen 401」
遂に市販が正式発表されたのがコチラ! 期待された690ccエンジンの701ではなく 390ccの「Vitpilen 401」の方でした。ぐぬぬっ……。
それでもやはり貴重なシングルスポーツが市販化されるのは嬉しいものです。
近未来的だったプロトタイプから、かなり現代的に落とし込んだ感はあるものの、それでもモダンな印象を抱かせる北欧デザイン。それだけでありがたい感じがします。
シングルエンジン搭載ということで、クラシカルなデザインに振っても良いところを、現代的なデザインで攻めてきた姿勢にも好感が持てます。
エンジンは前回の記事でご紹介した通り、KTM390から拝借する最新水冷単気筒。パワフルかつ低振動なので、ロードスポーツにも適していることでしょう!
フロントフォークはホワイトパワーの倒立をチョイス。ブレーキはBybre製(ブレンボがリリースする別ブランド)です。品質は充分でしょう!
クラシカルな路線にいかず、現代的なスポーツシングルモデルとして相応しいコクピットに纏め上げられています。
独特な形状のガソリンタンクは好みが分かれるところでしょうが、低くセットされたセパレートハンドルを装備。Huskyのコーポレートロゴっぽくも見える円形メーターもシンプルで、シングルモデルにマッチした印象。
ステップ位置は低くセットされたハンドルに合わせて、かなり後退させており、Huskyの本気度合が伺えます。
一応はタンデムを想定したシートを装備。どうせならシングルシートで良かったのでは、なんて思ってしまいます。
「Vitpilen 401」の販売時期は?
今後は、このビッグシングルモデル「Vitpilen 401」と、別の記事にてご紹介予定のスクランブラーモデル、そして将来リリースされるであろうカウルを纏ったカフェレーサーモデルの3車種で、ライトウェイトロードスポーツに注力していくようです。
そして気になる販売時期ですが、2017年晩秋と発表されています。ライトウェイトモデルが大好きな筆者としては、非常に楽しみなモデルです。スペック等の詳細が発表されたら、続報としてお知らせしましょう!