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バイク好きにとっては寒さは関係なく、いつでもバイクに乗りたいもの。今回は、スズキのグラディウス400 ABSをレンタルしてきました。
グラディウスは、ラテン語で「剣」。エンジンは、水冷399cc90°Vツインで、スズキの400ccスポーツネイキッドクラスでは、唯一の存在です。
前回ご紹介した女子でも快適な走りが楽しめる!スズキ「GSX-S1000F ABS」の4気筒とは違い、2気筒のVツインエンジンは、アメリカンタイプのバイクを思わせるような排気音が特徴的です。スズキデュアルスロットバルブ(SDTV)が採用され、高い燃焼効果が確保されています。低速から中速域までのスムーズさと、高速域までの伸びの良さはストレスなく走りを楽しむことができます。
水冷399cc90°Vツインエンジン
グラディウス400 ABSのエンジンには、スロットルボア直径39mm、楕円スロットルプーリーが使用され低速から高速までの加速を実現しています。また、O2フィ―ドバックセンサー(軽量タイプ)、二次エア導入システムを使用し、時速60kmでの定地走行で40km/Lを確保しています。(こちらは試験条件の数値です)さらに一般走行でも、優れた燃費を可能にし加減速の多い街乗りでも快適です。
またスズキでは従来のISCユニットを廃止し、エア通路とバルブ機構の追加、アイドルエアの制御したISC内臓スロットルボディを独自開発。これにより、寒さの影響を受けにくい始動の安定性と、排ガスの低減に貢献しています。
環境に優しいだけでなく、街乗りでの扱いやすさとパワフルなエンジンでスポーツ性能があるのも嬉しい。GSX -Rシリーズで使用されている、イリジウムスパークプラグが装着されているのもうなずけます。
グラディウス「剣」の名にふさわしいマフラー
グラディウスのマフラーは、その名の通り「剣」をイメージさせるようなデザイン性があります。エンジンとの一体感がうまれるステンレスカバーが使用され、エキゾーストパイプを不等長とすることで、低速でのトルクを確保しています。
ディスクフロントブレーキには、GSX-Rシリーズと同じ直径290mm、リアブレーキには、直径240mmのシングルディスクが使用されています。また、リアタイヤにスポーツタイプ(160/60 ZR17M/C)を採用することで、高いコーナリングが実現されています。
スタイリッシュなカラーリングとタンクにGLADIUSの刻印
グラディウスのカラーリングの展開は、3種類。どのカラーのバイクも、曲線をいかした独自の配色でデザイン性の高いバイクです。さらにタンクには、GLADIUSの文字が刻印され、スタイリッシュなバイクとして演出。
また、安心のABSがあることで、ブレーキの効きをコントロールし車輪のロックをおこさず減速が可能。さらに自己診断機能が装備されていることで、異常発生時には故障コードとして記憶しABS警告灯が点灯して知らせてくれます。
コーナリングの横滑りに関してはコントロールできないこともあり、ABS警告灯が点灯した場合には点検整備をおすすめします。
ツーリングの時に悪天候になることもありますが、ABSがついているからと安心せずツーリングを楽しみたいものですね。
「グラディウス400 ABS」のスペック
全長×全幅×全高:2,130×760×1,090mm
軸間距離 / 最低地上高:1,455mm / 135mm
シート高:785mm
装備重量:206kg
エンジン:水冷4サイクル 2気筒DOHC4バルブ
総排気量:399cc
最高出力:41kW(55PS)/ 11,000rpm
最大トルク:41N・m(4.1kgf・m)/ 8,500rpm
燃料供給装置:フューエルインジェクションシステム
始動方式:セルフ式
燃料タンク容量:14L
変速機形式:常時噛合式6段リターン
価格:83万1,600円(税込)
前回と違い400クラスのバイク。少しものたりない気もしましたが2気筒の楽しさもあり、サイドからみるグラディウスのエンジンとマフラーが素敵でした。