この記事の目次
昨秋のインターモトで発表され凄まじい反響を得たBMW「R nineT Racer」。「R nineT」をベースにした、メーカー製カフェレーサーです。
国内販売も決定的ではありましたが、遂にその価格と発売日が発表されました!
BMW「R nineT Racer」
当サイトでも度々ご紹介してきた注目のモデル「R nineT Racer」。これまではインターモトで発表された情報+αでしたが、遂にBMW Motorrad Japanにより、日本仕様の詳細が明らかにされました。
初期スーパーバイク時代の「レースマシン」に重なる「R nineT Racer」。カフェレーサーと呼ぶに相応しいハーフフェアリングに、魅力的な塗装が施されたスチールタンクを採用しています。
低めに設定されたハンドルバー、レーシングシート、アルミキャストホイール、スポーティなフレームとサスペンション、前傾ポジションなどを特徴としています。
「R nineT」シリーズでは初めて、安定した走行をサポートするASC(オートマチック・スタビリィ・コトロール)を標準装備しています。
R nineT Racerのディテール
BMW Motorrad Japan が公開した画像が海外仕様と同じでしたので、基本は海外仕様と何ら変わらないのですが、念のためにディテールをささっと復習しておきましょう。
本モデルを印象付けるポイントとなるのが、古き良き時代を彷彿とさせるハーフフェアリング。ガソリンタンクの容量は17L(海外仕様)です。
「Racer」の名に相応しく、セパレートハンドルを装備しています。低過ぎないのが良い感じです。
メーターは、タコ&スピードの二眼とされており、少し前にご紹介した上質なネイキッドに進化した「R nineT」と同仕様とされています。
低過ぎないとは言えセパレートハンドルを装備する「R nineT Racer」。それに見合うポジションを確保すべく、これまた後ろ過ぎないバックステップを装備しています。
そして、このカッチョいいシングルシートカウルは、工具なしで簡単に取り外すことが出来ます。
シートそのものは、このように幅広。そして肉厚も充分確保されているようですので、伝統のボクサーエンジンをカフェレーサースタイルで楽しみたい、という方にとっては、非常に魅力的なモデルのはずです。
発売日、そして価格は?
発売日は2017年4月14日に設定されています。そして気になる車両本体価格(消費税込み)ですが……183万円。BMW Motorrad Japanさん、大変良く出来ました!
足周りがアップロードを受けた「R nineT」が198万5,000円であることを考えると、これはバーゲンプライスと言い切れましょう!
BMW「R nineT Racer」のスペック
残念ながら日本仕様のスペック表は公開されていませんので、復習的に海外仕様のスペックを掲載しておきます。
- 全長×全幅×全高:2,105×920× – mm
- ホイールベース:1,491mm
- シート高:805mm
- 車両重量:220kg
- エンジン種類 / 弁方式:空冷4ストローク2気筒水平対向 / DOHC4バルブ
- 総排気量:1,169cc
- 内径×行程:101.0×73.0mm
- 圧縮比:12.0
- 最高出力:81kW (110ps) / 7,550rpm
- 最大トルク:116Nm / 6,000rpm
BMW Motorrad Journal(ビーエムダブリューモトラッドジャーナル) vol.10[雑誌]