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間違いなく自分の愛車になることはなくても、美しいカブリオレを見掛けると「なんだか良いなぁ~」と感じますよね?
先日、BMWが2018年市販予定というコンセプトカー「Z4 Concept」を発表しました。
https://forride.jp/car/bmw-concept-z4
同車は市販前提のデザイン・スタディということで、現実的な仕上がりでしたが……
Vision Mercedes-Maybach 6 Cabriolet
今回ご紹介するのは、同じアメリカ西海岸のペブルビーチで開催されたコンクール・デレガンスにメルセデスが出品した作品、「Vision Mercedes-Maybach 6 Cabriolet」です。
“Maybach”ブランドであることからご理解いただけると思いますが、完全なる富裕層向けの趣味クルマ。乗車定員2名のカブリオレでございます。
「Vision Mercedes-Maybach 6 Cabriolet」は、ゆったりとした、感情に訴えかけるデザインを有しており、その内側には革新的技術コンセプトを搭載。”ラグジュアリーの極致である”、とされています。
その美しいカブリオレ・ボディは古き良き時代のハンドメイドへのオマージュであり、また革新的技術コンセプトとは、航続距離500kmを越えるEVであることを示しています。
情報サイトでは、全長×全幅×全高=5,700mm×2,100mm×1,340mmと記載されていますが、公式リリースで発表されている全長は6,000mm!富裕層にはお似合いの巨体です。ホイールは24インチと、これまた巨大です!
過去記事でご紹介したBMW「Z4 Concept」とは対照的に、極端に長いノーズと伸びやかなテールラインが織りなす流麗なエクステリアと、それにより思い切り後ろに寄せられたシートポジションが、エクステリア上の特徴となっています。
Vision Mercedes-Maybach 6 Cabrioletは4WDのEV!
既に記しましたとおり、本車両はEVです。リチウムイオンバッテリーをフロアパン内部に搭載。小型モーターを4基搭載した四輪駆動とされています。最高出力は750hp(550kW)を誇ります。
さらに驚かされるのは、そのパフォーマンス。最高速度は250km / h、0-100km / hは4.0秒未満、そして航続距離は500km以上……実用レベルに到達しています。
インテリアはゴージャスの一言!
インテリアは……ご覧のように未来的なツートーンスキームで仕上げられています。
ホワイトのナッパレザーにはキルティング加工が施されています。ドライバー&パッセンジャーを囲む流れるようなデザインのインテリア&ダッシュボード……ゴージャスという言葉しか思い浮かびません。
今は夢のようにしか感じない「Vision Mercedes-Maybach 6 Cabriolet」ですが、”Maybach”ブランド拡大に並々ならぬ野心を持つメルセデスですから、本車両のイメージを踏襲した市販車が近い将来リリースされても、驚きはありません。
余計なお世話でしょうが、どんな方が乗るんでしょうかね……