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インドが世界最大のモーターサイクル市場である、というのは知られた話。そのため、モデルラインアップも変化しつつあり、これまでのビジネスモデル一辺倒から、趣味性も兼ね備えた面白いモデルも増えて来ています。
当サイトでも今年、こんな面白いニューモデル「FZ25」をご紹介しています。シングルエンジンを搭載したライトウェイトシングルでした。
ヤマハ「Fazer 25」はツアラーなのだ!
さて、コチラが今回発表されたヤマハのインド向けニューモデル「Fazer 25」。過去記事でご紹介した「FZ 25」に対して、コチラはご覧の通り、ツアラーモデルです。
インドのリリースに記載されていますが、「FZ25」と同じく、新しい”BLUE CORE”エンジンを搭載。総排気量250ccの空冷単気筒4ストロークSOHC2バルブエンジンですが、吸気側にはインジェクションを搭載しています。
ボア×ストローク=74.0×58.0mm、最高出力20.9PS / 8000rpmと、全く「FZ25」から変更ありません。
そもそも”BLUE CORE”エンジンとは、(1)高効率燃焼、(2)高い冷却性、(3)ロス低減の3点を徹底的に追求した、ヤマハの次世代高性能小型エンジンのこと。
2014年8月にベトナムで発売したスクーター「Nozza Grande」に初搭載されたエンジンは、2008年同社モデル比で50%も燃費を向上させていました。
「Fazer 25」は、フレーム、足回り、排気系などは「FZ25」譲り。そこにボリューム感溢れるフルカウルを装着することで、ツアラーに進化させているわけです。
「Fazer 25」への期待は大きい!
インド・ヤマハのウェブサイトを覗いてみると、発表されたばかりの「Fazer 25」は既に「FZ25」と並んでラインアップに加えられています。
バナー画像のイメージも正統派ツアラーといった感じです。
一方、ベースとされた「FZ25」は、「MT」シリーズに共通するような、こんなカッコいいビジュアルが用意されており、彼の地ではフラッグシップ・モデル的な位置づけをされています。
インドには世界的に見ても裕福な方がいらっしゃるので、彼ら向けに「R1M」や「VMAX」が売られていたりもしますが、一般人には「FZ25」や「Fazer 25」が夢の1台なのでしょうね。
これから更なる拡大が期待されるインド市場。そこへのニューモデルは、これからも注目して行きたいですね。