この記事の目次
スティーブマックイーンのバイクネタと言えば映画「大脱走」を連想する方が多いことでしょう。しかし、彼が出演し、出資までしている二輪のドキュメンタリー映画「栄光のライダー(On Any Sunday)」を思い浮かべる方はかなりのマニアかもしれません。…というかマニアそのものですね。
今回はそんなマニア向けの記事になります。
スティーブマックイーンの愛車ハスクバーナー400クロス
日本ではおよそドキュメンタリー映画は人気がなく、ましてや二輪となるとさらに見る人が限られるため、劇場公開などおよそあり得ないと思われていた「栄光のライダー(On Any Sunday)」。ところが当時、人気絶頂だったスティーブマックイーンが出演し、なおかつ、製作に至って出資までしているということで劇場公開されたマニア向けの映画です。
その劇中でスティーブマックイーンが乗っていたバイクこそがハスクバーナ400クロスになります。もちろん、個人的な愛車ですね。ファンは歓喜し、ハスクバーナ400クロスは伝説的なバイクとなりました。
今、見るとレトロなデザインですが、当時は最新のモデルだったことでしょう。
2007年製ハスクバーナ SM 610
その伝説的なバイクへのオマージュとして、カスタムビルダーのグレッグヘゲマン氏が発表したバイクがこちらになります。2007年製のハスクバーナ SM 610をカスタムし、400クロスを再現しています。
レトロなスタイルと最新技術が融合
レトロなスタイルのこちらの車両、赤いガスタンクから側面の黄色のナンバープレートに至るまで、外装はほぼ完璧にトレースされていますね。
もちろん、レトロ風にカスタムが施されてはいますが、エンジンは空冷から水冷になっていますし、全くの別物です。
照明は全てLEDに変更され、ブレンボのブレーキを装着し、ケイヒンのFCRキャブレターを搭載しています。当時の雰囲気を味わいつつ、現代の技術を存分に楽しめるオマージュカスタムマシン。こんなトリビュートマシンを楽しんでみたいものですね。